カンジダ症を自分で治す方法【完全版】- 食事療法によるカンジダ&リーキーガット完治プログラム

カンジダダイエット食

カンジダ症と、それに起因するリーキーガットへの実践的な対処法についてくわしく解説する。膣カンジダや皮膚カンジダ、口腔カンジダにも適用できるはず。少なくとも参考にはなるだろう。

ただし最初に断っておくが、あくまで個人的な体験にもとづくものである。わたしの腸カンジダとリーキーガットはこれで完治した。しかし誰にでも効果がある保証はない。

もうひとつ断っておく。これはわたしが考案したプログラムではない。日本ではカンジダというと女性の性病というイメージ(誤解だ)が根強いが、海外では腸の常在菌であるカンジダがヒトの身体にもたらすさまざまな悪影響および疾患についての研究、啓蒙、認知が進んでいる。

その海外で専門家や自然療法家たちが推奨している方法をくまなく調べ、この国の食文化、食習慣に合わせてカスタマイズしたものである。

なお海外では、カンジダ治療のための食事療法を「カンジダダイエット」と呼ぶ。日本でダイエットというと痩身術を意味するが、あちらでは「diet」は「食事制限」のようなニュアンスで使用されることが多い。

カンジダダイエット:カンジダを自力で完治させる食事療法

カンジダは、わたしの腸をボロボロにした。だから以下に挙げた手順のすべてを実行する必要があった。しかしカンジダ膣炎や口腔カンジダ、皮膚カンジダであれば、①と②の手順のみで症状が治まるケースも多いようである。

注意
ただし、症状の出ている部位が限定的であったとしても、その背景に腸内のカンジダの過増殖やリーキーガットが存在している可能性は否定できない。

なお、誰もが最初に考えるのが、抗真菌薬(カンジダ症治療薬)の外用あるいは内服だろう。医療機関でも、真菌感染には抗真菌剤による治療が標準的である。

薬で手っとり早く治したいと望むのは当然だ。わたしもそう願った。

しかし、結論をいってしまえば、抗真菌薬はうまく働かなかった。その話は別記事「カンジダ症の原因、効果のある抗真菌薬、薬が効かず完治しない理由」にまとめているので、ここでは早速、実践方法の解説に入ることにしたい。

カンジダ・アルビカンスカンジダ症が5分でわかる記事:原因、効果のある抗真菌薬、薬が効かず完治しない理由

1.カンジダを滅菌する

カンジダを全滅させる必要はない。カンジダはヒトの腸の常在菌だ。善玉菌の一部はカンジダを餌にして腹を満たしている。カンジダが穏健に暮らしているかぎり、むしろ彼らはわたしの健康に貢献してくれるのだ。

要は、カンジダを適正な数まで減らし、腸内細菌のバランスを正常な状態に引き戻せばいい。そのためにまず、次のような抗真菌ハーブや食品の力を借りることにした。

パウダルコ リンゴ酢
南米原産のハーブ、パウダルコだ。欧米では注目度が非常に高い。サプリやチンキのほか、ハーブティーとして飲用することもできる。 リンゴ酢に含まれる有機酸は、善玉菌を増やしながら、悪玉菌やカンジダを減らす働きを持っている。
ホロピトとカンジダサポート オレガノオイル
カンジダ治療目的のサプリメントがある。数種の抗真菌ハーブの組み合わせで、効果的にカンジダを殺菌、抑制するものだ。 オレガノオイルは、超強力な天然の抗生物質だ。多くの研究がその抗菌・抗真菌・抗ウイルスの高さを証明している。

すぐれた抗真菌(抗カンジダ)作用を持つハーブやエッセンシャルオイル、食品のリストは以下にまとめている。ここではくわしく説明しない。

病原菌カンジダ症に効く ~酵母、カビ、細菌、ウイルスを殺す、15の天然抗菌剤(ハーブ、スパイス、食品、エッセンシャルオイル)

2.腸内に善玉菌を繁殖させる

カンジダの殺菌と並行して、プロバイオティクス(腸内有用菌)とプレバイオティクス(腸内有用菌を増やす食べ物)を併用、腸内の善玉菌を増やすことにも力を注いだ。

パウダルコやオレガノオイルなどの抗真菌ハーブはカンジダだけでなく、腸内有用菌にも働きかける。このためカンジダダイエットプログラムにおいて、プロバイオティクスとプロバイオティクスの併用は必須とされている。

-1.プロバイオティクス

プロバイオティクスというのは、ヒトの身体によい影響をもたらす微生物たちのことである。乳酸菌サプリメントや発酵食品から摂取することができる。

乳酸菌サプリメント

ビフィズス菌とアシドフィルス菌が入っているものをチョイス。いずれもカンジダを補食する菌であり、カンジダ症になると減ってしまう菌である。ガセリ菌も抗カンジダに役立つ。

乳酸菌革命 LactoBif 100
ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ガセリ菌ほか乳酸菌16種使用の国産サプリメント。1日に1000億個の菌が摂取できる。 ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ラムノサス菌ほか乳酸菌8種含有の海外産サプリメント。こちらも1日分に1000億個の菌。

乳酸菌サプリは常時いくつかを冷蔵庫に保管し、1~2週間ごとにローテーションして服用した。1種類では身体が慣れてしまい、反応が鈍くなるように感じた。

発酵食品

発酵食品には乳酸菌だけでなく、酵母などほかの菌もいる。このため酵母の仲間であるカンジダの繁殖を促したり、アレルギー反応(酵母アレルギーの交叉反応)を引きおこすことがある。

ぬか漬けやザワークラウト、ヨーグルト、キムチ、昆布茶、テンペといった発酵食品は、カンジダダイエット開始から3~12か月は食べないほうがいい、という専門家もいる。

わたしは手作りのぬか漬けザワークラウトを毎日食べていたが、発酵食品を利用する場合はそれが諸刃の剣である――足を引っ張る可能性もある、ということは知っておくべきだろう。

ぬか漬け ザワークラウト
ぬか漬けを食べるなら、まずは自前のぬか床を育てる必要がある。市販のぬか漬けには大抵、化学調味料がたつぷり使われている。 ドイツのブランド、キューネのザワークラウト。うまい。しかし熱殺菌されている。生菌がいない。わたしは手づくりしていた。

-2.プレバイオティクス

プロバイオティクスを利用する際は、同時にプレバイオティクスも摂取する必要がある。いうまでもなく、善玉菌を効率よく増殖させるためである。せっかくプロバイオティクスを摂取しても、彼らの餌が腸になければ十分に働けないし、繁殖できない。そのまま排泄されてしまう。

食物繊維 オリゴ糖
プレバイオティクスの代表格は、野菜や海藻類、こんにゃくなどに含まれる食物繊維だ。キャベツやタマネギ、葉野菜などはサラダで。ゴボウや蓮根も食物繊維が豊富。炒めるか煮るかして食した。納豆は善玉菌に活力を与える。 オリゴ糖カンジダダイエットでよく利用される、優秀なプレバイオティクスである。毎日摂取した。ただし、市販品には砂糖などの糖類が添加された純度の低いものが多いので、注意が必要だ。

3.腸壁の修復をサポート、促進する

カンジダの過増殖は腸粘膜を破壊し、やがてはリーキーガット(漏れている腸)と呼ばれる状態へと移行していく。こうして腸管バリアーが脆弱化すると、腸内の毒素や食べ物が血流へ侵出しはじめる。呼吸器や皮膚の炎症、食物アレルギーなどが生じるようになる。

カンジダダイエットには、この状態を回避あるいは回復させるためのアプローチが含まれている。天然成分を活用し、腸粘膜の保護と修復を行なうプロセスである。

スリッパリーエルム、アカニレ Lグルタミンのサプリ
アカニレ樹皮(スリッパリーエルム)は、腸壁を保護し、炎症を抑制。カンジダが腸に与える悪影響を減らしてくれる。 L-グルタミンは小腸の栄養源。腸壁の材料となるアミノ酸である。腸の細胞の再生に必要で、リーキーガット治療によく利用される。

4.デトックスを促進する

カンジダとの闘いを円滑に進めるため、デトックスに必要な栄養素はしっかりと補給した。

ビタミンやミネラルをまとめて摂れるマルチビタミン&ミネラルのほか、ビタミンB群ビタミンCビタミンD亜鉛カルシウムなど、食事だけでは不足すると思われる栄養素はサプリメントから摂取した。

ビタミンとミネラルのサプリメント NAC
体内に炎症があると、体内で活性酸素が大量につくられ、臓器や皮膚を傷つける。ビタミンCとEは、活性酸素が与えるダメージを減らしてくれる。亜鉛は、免疫力アップと腸粘膜修復に不可欠な栄養素だ。 N-アセチルシステインは、強力な抗酸化物質であり、身体の解毒作用を高めてくれる。N-アセチルシステインにモリブデンとセレン(この2つも解毒を支える)をプラスしたサプリメントを活用した。

なぜ栄養補助食品が必要だったのか。毎日の食事を正せば、必要な栄養素はまかなえるのではないのか。そのことについて簡単に書いておく。

残念ながら現在、わが国の畑の土壌は痩せている。「日本人は野菜不足」とよくいわれるが、そこには2つの意味が含まれる。

  1. 1日の目標野菜摂取量350gに達していない
  2. 野菜そのものが栄養不足におちいっている

1は、個人の努力で何とでもなるが、問題は2だ。たとえばこの半世紀で、ほうれん草のビタミンCは80%近く減った。ニンジンのビタミンAは80%以上減っている。原因は肥料だ。昔のように人間や家畜の糞を使うことがなくなり、土から栄養が失われてしまったのである。

この結果、わたしがわたしの祖父母と同量の栄養素を得ようとすると、5倍の野菜を食べなければならないことになる。不可能である。とくにカンジダダイエット中は、通常よりビタミンやミネラルの消費が激しい。そこで、この期間にかぎり、栄養補助食品を利用することにしたのだ。

5.ダイオフの症状を緩和させる

体内に繁殖したカンジダを殺すと、彼らが抱えこんでいた毒素や重金属(主に水銀)が一気に、しかも大量に体内に放出される。その結果、さまざまな不快な症状が生じることがある。これを「ダイオフ」という。

わたしの場合もカンジダダイエットを開始してすぐ、頭痛や吐き気、めまい、発熱、湿疹、吹き出物などがあらわれた。ダイオフは一種の好転反応であるが、耐えがたいものがある。

この症状をやわらげるため、わたしは毒素や重金属などを吸着するチャコール(炭)とクレイ(粘土)を利用することにした。

チャコール ベントナイト
ダイオフの症状が強くなってきたあたりで、チャコールを1日1~2回飲みはじめた。症状が緩和されるのを感じ、ひと息つくことができた。最初から飲んでおくべきだった。 クレイ(ベントナイト)は腸内の毒素を吸着、排泄してくれるだけでなく、腸壁を保護し、粘膜を厚くする働きも併せもつ。起床直後と就寝前に1杯ずつ飲んだ。
チャコール(竹炭や活性炭)やベントナイトクレイは空腹時に飲用。そうしないと十分な働きが期待できないばかりか、食事で摂取した栄養素まで吸着して排泄してしまう。

6.食生活を変える

食事はカンジダと闘ううえできわめて重要だ。間違った食べ物を食べても害などないと考えるのは大間違いである。食べ物はわたしの免疫システムを強化することもできるし、弱体化させることもできる。傷ついた組織の修復を促進することも可能だし、遅らせることも可能だ。

ガン、糖尿病、心臓病、神経疾患、精神疾患、アレルギーや自己免疫疾患などの健康問題の増加は、体内のカンジダの過剰な増殖をまねく食生活に起因している可能性もある。

ただし、わたしは自分自身の食べるものを完ぺきにコントロールする権限を持っている。これは、自力でカンジダの増殖を食いとめ、健康を取り戻せるということを意味している。

もちろん、そのために自分が直面している問題について知識と理解を深める必要はあった。そうでなければ体調の変化に応じ、必要な修正を加えることができないからだ。

-1.食べ物の最適な摂取バランスを意識する

全身レベルの侵襲性カンジダ症を自力で克服し、自然療法医として何千人もの患者を救ったアン・ポロック女史(2017年没)によると、健康的な食生活のバランスは次のようなものだという。

  • 全粒穀物15%(グルテンフリー
  • 有機野菜60%
  • 動物性たんぱく質20%
  • 有機果物5%
  • ナッツ、種子(少量)
  • 豆類(週1~2回)
  • 未精製油

野菜中心かつ低糖質である。糖質制限食はカンジダの増殖を抑制することができる。わたしはこのバランスを参考にして、毎日のメニューを組み立てることにした。

-2.農薬、GMOを避ける

慣行栽培(通常の栽培)で使用される農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤など)には発がん性がある。もちろんこれは問題だが、もっとまずいのは腸内細菌叢に悪影響をおよぼす点である。カンジダの過剰増殖の原因になる。

わたしはカンジダダイエット中、農薬を使った農作物をやめることに決めた。

遺伝子組み換え(GMO)農作物も避けた。GMO食品がヒトの身体に与える影響について、現時点で科学は明確な答えを出していない。

しかし、はっきりしていることがある。GMO作物の多くは「除草剤耐性」を持つように設計されている。除草剤に強いGMO作物に、通常より多くの除草剤が散布されている光景は容易に目に浮かぶ。[参]

GMO食品と、腎臓や肝臓の疾患、アレルギーやガンとの関係を疑う研究も存在する。いずれにしろ、安全な食材を選択することで、カンジダとの闘いが有利に進むことは間違いないだろう。

野菜宅配、食材宅配フードコンサルタントおすすめの有機・無農薬野菜&安心食材宅配サービス
MEMO
カンジダのダイオフは強烈だ。ダイオフの症状をやわらげ、毒素をきちんと処理(解毒、排泄)するには、肝臓や腎臓の負担を最小限にしておく必要がある。その点からも農薬やカビ、放射能の汚染リスクのない安全な食材をチョイスするべきだろう。
といっても、口にするものすべてを無農薬にするのは難しい。慣行栽培の農作物しか手に入らないときは、重曹水で念入りに洗って食すという手がある。ボールに水を張り、重曹を小さじ1杯入れて数分つけておく。そのあとよく洗う。これで農薬はかなり落ちる。いずれにしろ、農薬やGMOにまったく感心がない、注意を払わない、というのはまずいだろう。
野菜

有機栽培の野菜には、豊富なフィトケミカル(植物性化学物質、植物栄養素)が含まれている。

フィトケミカルは自然界に1万種以上あるといわれ、現在までに4000以上が見つかっている。次のようなものがポピュラー。どこかで聞いたことのあるものばかりだ。

分類フィトケミカル含まれる植物健康機能
ポリフェノールアントシアニンブドウ、ブルーベリー、赤シソ、紫イモ抗酸化作用
ケルセチンタマネギ、かんきつ類、蕎麦抗酸化作用、動脈硬化予防
セサミノールごま
クルクミンウコン抗酸化作用、抗炎症作用、肝機能改善
イソフラボン大豆更年期障害改善、骨粗鬆症予防
イオウ化合物スルフォラファンブロッコリー、キャベツ抗酸化作用、解毒作用、ガン予防
アリルイソチアシネートワサビ血行改善作用、殺菌作用
システインスルホキシドニンニク、タマネギ、キャベツ解毒作用、免疫力向上
テルペノイドルテイントウモロコシ、ホウレンソウ、ブロッコリー、ケール抗酸化作用
リコピントマト、スイカ、レッドグレープフルーツ、柿抗酸化作用
ベータカロテンニンジン、カボチャ抗酸化作用
リモネンかんきつ類抗酸化作用、抗アレルギー作用
多糖ベータグルカンキノコ類免疫力向上

これらフィトケミカルの抗酸化作用は、炎症によって増加した活性酸素を取り除くのに役立つ。

野菜のほとんどがアルカリ性食品であることも、カンジダ症を克服するうえで非常に重要である。酸性側に傾いた身体をアルカリ化することで、炎症が減り、体内が浄化され、デトックスがスムーズに進むからだ。

わたしは野菜をもりもり食べるようになった。ほうれん草や小松菜、ちんげん菜は毎日だ。濃い緑色をした葉野菜は栄養価が高い。なかでも小松菜とちんげん菜は、「台所ドクター」と異名をとるアブラナ科の野菜である。毎日食べると、死亡リスクが11~14%も低下する。[参]

アブラナ科の野菜にはツンとする香りと辛みがあるが、この天然成分には肝機能の働きを助けたり、抗ガン、抗炎症、抗酸化活性の働きがある。[参]

なお、ナス科の野菜は食べるのを中止した。ナス科野菜に含まれるレクチンは、腸粘膜を刺激し、リーキーガットを悪化させる可能性が高いからである。

アブラナ科の野菜:ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、大根、小松菜、ちんげん菜、からし菜、白菜、わさび
ナス科の野菜:なすび、トマト、ピーマン、パプリカ、赤唐辛子、じゃがいも

加熱調理は、食べ物を消化し、栄養素を吸収するのに必要な酵素を破壊してしまう。野菜炒めや煮物も食べるが、それ以上に生野菜を食べるよう心掛けた。

料理には新鮮なハーブを取り入れた。ハーブには抗真菌作用を持つものもある。ビタミンやミネラルが豊富なものもある。カンジダのダイオフによる胸焼けや頭痛をやらわげるのに役立った。

  • ローズマリー:ビタミンA、Cが豊富。炎症を抑え、真菌と戦う抗酸化物質も豊富。
  • パセリ:ビタミンB1、B3、Cが豊富。
  • コリアンダー:ビタミンKを多く含む。重金属の除去を助ける。悪血を解消。
  • オレガノ:抗菌、抗真菌作用が高い。
  • タイム:抗酸化物質が豊富。抗真菌特性を持つ。
  • バジル:抗酸化物質、ビタミンA、K、カルシウムが豊富。
海藻

昆布、海苔、ワカメなどの海藻類には、重金属や放射性物質と結合し、体外へ排泄する働きがある。

カンジダダイエット中、わたしは納豆にかならず刻み海苔を入れ、味噌汁にはワカメをどっさり放りこんでいた。出汁がらの昆布まで食べていた。

果物

旬の果物は、病気の予防に役立つ抗酸化物質をたっぷり含んでいる。ビタミンやミネラルも多い。消化を促進する食物繊維も豊富だ。

食べすぎに注意しながら、なるべく糖質の少ない果物を適量(1日100gまで)食すようにした。

  • 低糖の果物:イチゴ、プラム、パパイア、びわ、ラズベリー、アボカド、レモン、ライム、すだち、ゆず
  • 糖質低~中:キウイ、イチジク、桃、梨、柿、夏みかん、みかん、いよかん、オレンジ、グレープフルーツ、はっさく、りんご、さくらんぼ、ブルーベリー、ブドウ
  • 糖質中~高:パイナップル、バナナ、洋ナシ、スイカ、メロン、ライチ、マンゴー、プルーン、レーズン、デーツ

-3.精製穀類をやめ、未精製の全粒穀物を食す

穀物や果物などの炭水化物、すなわち糖質を完全に断てと命じるカンジダダイエットプログラムは多い。たしかに糖質はカンジダの餌。カンジダダイエットでは避けるべき食品のひとつに数えられる。

だが、穀物は神経系を支えるビタミンB群を豊富に含む。穀物の食物繊維は腸内細菌の大好物であり、大腸の健康回復に欠かせない。なにより心配なのは、カンジダの餌を完全に断つことで、彼らが糸状菌化し、凶暴性(毒性)を増すことである。

カンジダは通常、ヒトの腸管で酵母として存在している。しかし糸状菌(カビそのもの)に変形すると菌糸を伸ばして腸壁をとりつき、食い込み、体内へ侵入。全身に巣くい、臓器や皮膚などで感染症を引きおこす。カンジダ症の重症化、難治化にはこのことが大きく関わっている。

わたしはこう考えた。問題は、精製炭水化物(砂糖や精白した穀類)の摂取なのだ。精製された穀物からはビタミンやミネラル、食物繊維が削ぎ落とされている。カンジダの増殖にただ拍車をかけるだけである。しかし未精製の穀類はむしろ、メリットのほうが大きい。

だからわたしは未精製の穀類を食すことにした。ただし小麦食品は完全に除外した。言うまでもなく、小麦たんぱくのグルテンは腸粘膜を破壊するからである。

玄米、蕎麦(十割にかぎる)、大麦、きび、ひえ、あわ、キヌア、アマランサス
白米、小麦、小麦食品(パン、パスタ、ピザ、ベーグル、うどん、素麺など)、トウモロコシ(ほとんどがGMO)
玄米 蕎麦
ご飯と味噌汁は、日本人の心を支える大切な伝統食。わたしには「食べない」という選択肢はない。ただし白米でなく玄米に変えた。 蕎麦はもちろん十割蕎麦だ。それ以外の蕎麦には小麦粉が使われている。パスタが食べたいときは玄米パスタを利用した。
カンジダダイエットで十分な成果を得られない場合、1か月ほどすべての穀物をやめてみて、体調が上向くかどうかをチェックするといいようだ。変化が見られたら、そのカンジダ症はかなり重症とのこと。しばらくは炭水化物全般を断つほうがいいらしい。

-4.動物性たんぱく質はヘルシーな肉魚から

食べ物から摂取したたんぱく質は、消化管でアミノ酸に分解される。アミノ酸は身体の材料だ。細胞や各組織、臓器を修復し、再生するのに欠かせない。

たんぱく質の供給源をどうするかで、わたしは悩んだ。

というのは、肉類は消化の悪い食品の代名詞だ。腸内で腐敗しやすく、腸内細菌バランスに悪影響を与える可能性が高い。魚と大豆だけでいくか、肉も食べるか。たんぱく源は魚と大豆のみでよい、という意見もある。

結局、わたしは最終的に肉を週3回食べることに決めた。

肉のたんぱく質は、ヒトの身体がもっとも利用しやすいものだからだ。血糖値のバランスを保つのに役立っているし、肉をまったく食べないと筋肉の減少や疲労感、貧血、気力低下、関節痛などが生じることもある。

ひとつ注意したのは、ヘルシーな肉を選ぶということだった。ほとんどの家畜は、抗生物質や成長促進剤(ホルモン剤)などを混ぜた餌で育っている。人間が食べるとこんな影響を受ける。

  • 抗生剤:腸内細菌を殺す。
  • 成長促進剤:内分泌系をかく乱する。

餌自体も遺伝子組み換えで、農薬まみれである。家畜の飼料には何の規制もないからだ。

家畜の餌が汚染されているという話をしても信じようとしない人がいるが、大手スーパーの食肉パックにはっきりとこう書いてある。

鶏肉のパッケージ 牛肉のパッケージ
「抗生物質や合成抗菌剤の入った飼料を使用せず、じっくり、ゆったり育てました」 「成長ホルモン剤・抗生物質・遺伝子組み換え飼料を使用せず、自然の穀物で育てる」

裏をかえせば、ほかの食肉には薬剤が投与されているし、遺伝子組み換えの餌を食べさせているということであろう。わたしは食肉を選ぶ際は安全性をチェックするし、今後もそれは続くだろう。

魚も同様である。養殖魚には抗生剤などが投与されている。わたしは天然魚しか食べない。

ちなみに上写真の鶏肉、牛肉はイオンの商品だ。食材宅配でもヘルシーな肉や魚を入手できる。

-5.脂肪はオメガ3中心に摂取

脂肪は身体の重要な構成要素だ。人間の脳の60%以上は脂肪である(水分を除く)。新しい細胞をつくるのにも脂肪は欠かせない。

大切なのは、わたしの身体にとって必要な脂肪とそうでない脂肪、さらに身体に必要な脂肪の摂取バランスを知ることである。

必須脂肪酸のオメガ3、オメガ6、オメガ9は、わたしの身体がつくりだすことのできない脂質である。毎日の食事から必要量を最適なバランスできちんと摂取しなければいけない。それができれば、体内の炎症を減らし、身体の各部を正しく機能させることができるようになる。

オメガ3

オメガ3系脂肪酸はあらゆる脂質のなかでもっとも重要である。えごま油や亜麻仁油、しそ油、そして魚油(とくに青魚)に多く含まれるが、現代人の誰もが決定的に不足している。

オメガ3系の油には、炎症やアレルギーを強力に抑える力がある。この油が欠乏すると、体内では炎症やアレルギーが燃えさかり、加速する。

オメガ3系脂肪酸を含む油:えごま油、亜麻仁油、しそ油(アルファリノレン酸)、(DHA、EPA)

オメガ3は毎日、意識的に摂取するように努めるべきなのである。

えごま油 EPA,DHAサプリメント
えごま油や亜麻仁油は、サラダに合う。納豆に入れても美味。そのまま飲んでもいける。オメガ3は光と熱に弱い。加熱料理には使えない。 EPAとDHAのサプリメントは毎日お手軽にオメガ3が摂取できて便利。魚も食べた。オメガ3はイワシやアジなど青魚に多く含まれる。
オメガ6

オメガ6系脂肪酸は、肉や卵、種実類(ナッツやシーズ)、植物油、米などに多く含まれている。普段の食事で必要量はまかなえる。欠乏することはまずない。わたしはむしろ減らすことを意識していた。オメガ6系の油は、炎症やアレルギーを悪化させるからである。

オメガ3と6の理想的な比率は1:4。カンジダダイエット中は1:1くらいがちょうどよい。

オメガ6系の植物油からつくられるトランス脂肪酸は絶対に口にしてはいけない。アレルギーや炎症の明確な増悪因子だ。身体を細胞レベルで弱らせる。

  • オメガ6系脂肪酸を含む油:サラダ油、パーム油、大豆油、紅花油、菜種油、コーン油、ヒマワリ油、キャノーラ油
  • トランス脂肪酸を含む油:マーガリン、ショートニング、加工油脂
オメガ9

オメガ9系脂肪酸はオリーブオイルの主成分であり、アボカドやアーモンドなどにも多く含まれている。たくさん摂っても害にならない油である。調理油にはオリーブオイルを使うようにした。

飽和脂肪

オメガ3、6、9は「不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂質だ。特徴は常温で液体であること。これに対し、常温で固体の脂質を「飽和脂肪酸」という。

飽和脂肪は主にココナッツオイルやMCTオイルなどの植物油から1日大さじ1杯程度を摂取した。動物性の飽和脂肪(肉の脂肪、バター、ギーなど)は少量なら身体にとってプラスに働いてくれるが、過剰摂取は害である。炎症を加速させる。

MCTオイル オリーブオイル
MCTオイル。主成分のカプリル酸には強い抗真菌(抗カンジダ)作用がある。 ココナッツオイルも強い抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用がある。カンジダ殺菌に役立つ。

-6.豆類は適量を食す

豆類は週に1~2回、少量を食すくらいでよい。ただし、カンジダダイエット開始から2か月間は完全に断つようにした。次の2つのリスクがあるからだ。

  • でんぷん質が多く、カンジダを増やす
  • 豆類の糖タンパク「レクチン」は腸粘膜を傷つける

ただし、豆類のなかでも小豆は例外とし、少量を食していた。煮小豆には強力なデトックス作用があるからだ。同様に、大豆加工食品も例外とした。大豆はもともと糖質が少なく、とくに納豆や醤油、味噌などは発酵過程でレクチンがあらかた分解されてしまっているからである。

大豆加工食品の原料には注意が必要である。遺伝子組み換え大豆が使われていることが少なくない。また、豆類はフィチン酸という化合物を含む。フィチン酸はミネラルを吸着し排泄してしまう。ひと晩浸水させることで、フィチン酸を分解することができる。

-7.口にしてはいけないもの

カンジダダイエット中に避けるべき食べ物のリストである。

食べてはいけない食べ物
  • 砂糖や砂糖が使われた食品(カンジダの餌)
  • 精製穀類(カンジダの餌)
  • 小麦、小麦食品(リーキーガットやアレルギーの原因)
  • 大豆と小豆以外の豆類(腸粘膜を傷つける)
  • ナス科の野菜(腸粘膜を傷つける)
  • 乳製品(腸粘膜の炎症が悪化する)
  • 辛いもの(腸粘膜をただれさせる)
  • 酵母系食品(交叉反応が起きる)
  • 食物アレルギーのある食べ物(腸粘膜の炎症悪化)
  • 食品添加物が使われている加工食品

砂糖はあらゆる加工食品に使用されている。避けるのに骨が折れた。砂糖の代わりになる甘味料は、ステビア、キシリトール、エリスリトールである。

生の蜂蜜は身体に有益な酵素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含み、抗菌作用もある。なにより好物だ。だがカンジダも利用できるため、カンジダダイエット中は避けるようにした。

ステビア エリスリトール
ステビア。砂糖の100倍以上の甘さを持つ、天然甘味料だ。カンジダを増やす心配がない。 エリスリトールもカンジダの餌にならない。キシリトールにはカンジダを殺菌する力がある。
飲んではいけない飲み物

次は避けるべき飲み物である。

  • 水道水(塩素が善玉菌を殺す)
  • アルコール(肝臓の負担、腸の炎症悪化)
  • カフェイン(血糖値が上がり、カンジダが増殖)
  • 炭酸飲料、スポーツドリンク(糖質過多)
  • フルーツや野菜の100%ジュース(同)

カフェインレスコーヒー

わたしはコーヒー党である。1日3~5杯たしなむ。カンジダダイエット中は、ノンカフェインのものに切り替えた。カフェインレスコーヒーは低品質の豆が使われることが多い。つまりカビ汚染のリスクが高い。注意が必要である。写真はオーガニック(高品質)のカフェインレスコーヒー。インスタントだが、なかなかうまい。寝る前でも飲める。少し濃いめに入れるとちょうどいい。

-8.十分な水とハーブティーを飲む

カンジダダイエット中、飲むべきなのは次のようなものである。

  • 1日2ℓ以上のきれいな水
  • ハーブティー
  • 野菜ジュース、青汁
1日2ℓ以上のきれいな水

肉体の健康維持はもちろん、デトックスにも水は欠かせない。体内を絶えず循環し、一つひとつの細胞に栄養を供給し、老廃物や毒素を回収し、汗や呼気、尿とともにそれらを排泄する。こうした緻密なシステムを円滑に動かしつづけるために必要なのは十分な水である。

ところが以前のわたしは1日にコップ3杯も水を飲めばいいほうだった。これではまるで足りないのだ。毒素が体内から円滑に排泄されないばかりか、肉体維持でさえ困難な状況である。

現代人の多くが慢性的な脱水症に陥っているといわれる。水不足は肉体に常時、生理的なストレスを与えている。リンパが停滞し、肝臓や腎臓はオーバーワークを強いられ、腸はからからに乾いている。大腸内で便が交通渋滞を起こすと、毒素が身体に再吸収され、自家中毒を生じる。頭痛や吐き気、気分の落ち込み、皮膚炎、アレルギー症状などを引きおこす。

考えてみれば、わたしの身体の75%は水だ。脳は85%が水である。水は酸素の次に重要な「栄養素」と呼んでもさしつかえないだろう。

カンジダダイエットでは一般に1日2ℓ以上の水を必要とする。わたしは1日2.5ℓのミネラルウォーターを飲んだ。水道水はNGだ。日本の水道水は世界一、塩素が多い。塩素は善玉菌を殺す。微量のトリハロメタンや微量のカビ、カビ毒が身体にダメージを与えている。

ウォーターサーバー 浄水器
ウォーターサーバー。コックをひねるだけで、清澄な天然水が飲める。 浄水器。水道水の塩素や有害物質、カビなどはおおかた除去できる。
葉山
葉山

必要なのはただの水である。コーヒーや紅茶、果物ジュース、炭酸飲料は水の代用にならない。尿の色が濃いのは水が足りていない証拠だ。咽の乾きを感じるのは脱水症状の最終段階。そうなるまえに水分補給が必要。水を飲むときは天然塩をひとつまみ舌に落とす。そうすることで体内のイオンバランスを適切に保つことができる。

ハーブティー

ハーブティーはほかの飲料と異なり、体内では水のようにふるまう。「1日2ℓ以上の水」に含めてもよい。ただしハーブティーには利尿作用があるため、失ったミネラル分をきっちりと補給する必要があるだろう。

カンジダダイエットで用いられるハーブティーには、次のようなものがある。

  • タヒボ(パウダルコ茶)
  • どくだみ茶
  • カモミールティー
  • ミントティー
  • タンポポ茶
  • 緑茶

タヒボ(パウダルコ茶)やどくだみ茶にはカンジダを強力に殺菌する力がある。わたしのヘビーローテーションとなった。

ハーブティーではないが、毎朝1杯の野菜の生搾りジュースや青汁は、就寝中に消費したビタミン、ミネラルの補給によい。飲むやいなや血液をビタミンとミネラル、酵素で満たし、酸性の老廃物を除去してくれる。血液のクレンジング剤として働き、体内のアルカリ化にも役立つ。

タヒボ、パウダルコ茶 どくだみ茶
1日1杯のタヒボ(パウダルコ茶)がカンジダの繁殖を抑制する。体内、腸内の浄化作用も強い。肝機能や腎機能を改善する効果もある。 どくだみ茶も強力な殺菌力があることで知られている。腸内の殺菌、腸内環境改善、さらに血管強化、血液浄化などの効果が見込める。
カモミールティー 青汁
万能ハーブティーと呼ばれるカモミールティー。殺菌作用、抗炎症作用があり、腸の殺菌や炎症鎮静化に役立つ。 野菜ジュースは空腹時につくり、絞りたてを飲む。美味である。ただし手間がかかる。そのうち青汁を飲むことが多くなった。

8.その他の注意点

薬を使わない

次のような薬は、カンジダの増殖を後押しする。禁忌である。

  • 頭痛薬(腸粘膜の再生を阻害)
  • ステロイド(免疫力低下)
  • 免疫抑制剤(同)
  • ピル(腸粘膜が弱る)
  • 抗生物質(善玉菌が全滅する)

食べ合わせに注意する

消化に何らかの問題を感じているなら――カンジダ症の人のほとんどがそうであるが――食べ物は適切な組み合わせで食すべきだろう。消化器へ与える負担を最小限に留めるためである。

  • たんぱく質は野菜といっしょに食べる
  • たんぱく質と穀類はいっしょに食べない

カンジダ症が治るまでの期間

カンジダ膣炎など発症部位が限定的なカンジダ症の治療は2~4週間が目安といわれる。徹底してやるのが基本だ。が、カンジダはしぶとい菌。ねばり強く闘う必要がある。

一方で侵襲性カンジダや、慢性化した腸カンジダ、リーキーガットを合併している場合などは、最低でも3~6か月かかるという。

食物アレルギーを発症しているなら、さらに時間が必要だろう。カンジダ除去が終わっても、その後半年から1年くらいはアレルギー症状が持続することがあるからだ。その後も、アレルギーのある食べ物はメニューから除去する必要がある。

●症状消失までの期間:

  • 膣カンジダ、口腔カンジダ:2~4週間
  • 侵襲性カンジダ、慢性の腸カンジダ、リーキーガット:3~6か月
  • 食物アレルギーを合併している場合:1年

わたしの場合、症状が消えるまでに3か月以上かかった。

カンジダ症は再発しやすい。治ったからといって甘いものを好きに食べていたりするとカンジダの再繁殖を許してしまうことがある。専門医や自然療法家たちはカンジダダイエット完了後もバランスのとれた食生活を送ることを推奨している。

カンジダ症が治らない、あるいは再発を繰りかえすケース

ここまでやってもうまくいかない場合、あるいは何度も再発を繰りかえしている、という場合、おそらくは体内にカンジダのバイオフィルムが生じている。

バイオフイルムは、微生物が自分たちを守るために形成する保護膜である。われわれの免疫細胞も抗真菌薬もバイオフィルム内にいる病原体を殺すことはできない。高い抗真菌を誇るハーブや食品の多くも例外ではない。

このため、カンジダダイエットでカンジダを滅菌し、症状が緩解したように見えても、食事制限をやめ元の食生活に戻したとたん――つまりカンジダの餌を供給しはじめると、バイオフィルムからカンジダが這いだして、またぞろ活動と繁殖を開始するのである。

長くなったので、バイオフィルムへの対処法についてはこちらの記事にまとめた。

バイオフィルム バイオフィルムとは何か? どう対処すればいいのか?

37 COMMENTS

栗田歩

はじめまして。今リーガットを発症しており倦怠感、吐き気、うつ、腹部膨満感がひどく動けない状態で困っています。相談する医療機関もなく、体調がどんどん悪化しています。
ひどくなった原因は、今妊娠6ヶ月で、腹部膨満感や副腎疲労があり、改善したいと思いベルベリンというハーブを飲んでいたのですが、ダイオフからだんだん体が言うことをきかなくなり、リーガットがひどくなったと思われます。リーガットを改善したいのですが、そのためにはカンジダ除去が必要と思われますが、今の体調ではまた悪化するのではないかと思い、何から始めていいか分かりません。
突然ですみませんが、相談する人がいないので、アドバイス頂けないでしょうか?よろしくお願いいたします。

返信する
葉山一郎

栗田さん、はじめまして。葉山です。

まずわたしは医療従事者ではありませんので、治療に関するアドバイスはできません。以下はわたしの個人的見解であることをご理解のうえ、お読みくださいね。

ダイオフの症状がひどいとのことですから、カンジダが放出する毒素を吸着しそのまま排泄してくれるものを利用する手があると思います。クレイやチャコールなどです。

ちなみに倦怠感や吐き気、腹部膨満感、気分の落ち込みというような症状は、妊婦さんがよく経験される症状です。ご自身がリーキーガットおよび腸カンジダである、というのは、どの点から判断されたのでしょう。アレルギー検査でカンジダや酵母に反応が出ていたりしますか? あるいは皮膚に何らかの症状があったり、食物アレルギーが現われたりはしていますか? 

一筋縄ではいかないのが、カンジダ除菌です。ひとつのサプリやハーブに頼るだけでは何ともならず、やはり生活習慣――食習慣全般を状況に応じて変えていく必要があると感じます。

とりいそぎ、お返事まで。

返信する
栗田歩

返信ありがとうございます。1年ほど前に副腎疲労と言われ、食生活はそれなりに気を付けてはいましたが、いまいち治りきらない所があり妊娠を気に食生活が変わった時にアトピーや湿疹が悪化したので、副腎疲労の根本もリーガットなんだなと最近知るようになりました。
腸内環境が悪いと乳酸菌が逆効果と調べてあったので(siboだと自分は疑ってたので)乳酸菌をとりつつ食生活を気を付けて様子をみたいと思います。ありがとうこざいます。

返信する
葉山一郎

いえいえ、とんでもありません。1日も早く快方へ向かわれることをお祈りしております。

返信する
山田智子

はじめまして。
21歳の息子がリーキーガット症候群で食物アレルギーもあります。
葉山さまのサイトはとてもわかりやすく勉強になります。
カンジタ菌は砂糖が良くないということで、甘みを甘酒や蜂蜜を利用しているのですが良くないでしょうか?
毎朝、少量のヨーグルトもとっていますが乳製品は摂取しない方がよいでしょうか?
親は食事でしかサポートできないので、少しでも息子にとって良いものをと思っています。
お忙しい中ですが、コメントをいただけたら嬉しいです。

返信する
葉山一郎

こんばんは。はじめまして。

甘酒はお米を麹菌で糖化させたものですから、ブドウ糖そのものです。カンジダを増殖させるか、という観点から見ると、砂糖と同じです。蜂蜜は良質の生蜂蜜やマヌカハニーなどをのぞき、こちらも砂糖同様にカンジダを喜ばせます(生蜂蜜などであっても摂取過多はNGかと思いますが)。カンジダに餌は与えたくない、しかし甘味がほしい、ということでしたら、ステビア(餌にならない)やキシリトール(カンジダを殺す)などを利用するのがベストかと。

リーキーガットの場合、乳たんぱく(カゼインやホエイ)はアレルギーや過敏症を引きおこしやすいうえ、カゼインは腸粘膜を荒らします。一般には避けたほうがいいと考えられています。が、乳たんぱくに食物アレルギーや過敏症がなく、ご本人が好むということであれば、少量のヨーグルトくらいはOKではないでしょうか。あれもダメこれもダメというとストレスが溜まって、かえってよくないですからね。

ちなみに腸内細菌叢の改善のみが目的なら、ぬか漬けや乳酸菌サプリメントのほうが個人的にはいいように感じますけれど。

こんなお返事で参考になりましたら幸いです。

※以上あくまで個人的な見解です。わたしは医療従事者でないため、治療を目的としたアドバイスはできません。この点どうぞご了承ください。

返信する
山田智子

ご丁寧なお返事、本当にありがとうございました。
とても参考になりました。
葉山さまのようにリーキーガット克服できるように頑張ってみたいと思います。
ありがとうございました。

返信する
山田智子

分かりやすく、丁寧なお返事をありがとうございます。
遠方の病院にはかかっているのですが、限られた時間の中でなかなか食事のことまでは聞けないので参考になりました。
葉山さまのようにリーキーガット症候群を完治できるように親子で頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。

返信する
葉山一郎

とんでもありません。どうぞお大事になさってくださいませ。うまくいかれることをお祈りしております。葉山

返信する
まうす

ダイオフ症状が3カ月続いてますが、本当に改善されて行くのでしょうか?葉山さんはどの時点で治ったと思われましたか?また、バイオフィルムの治療期間はどれぐらいでしたか?先行きがみえず悩んでいます。

返信する
葉山一郎

何事においても、迷いは成就の妨げとなります。心に疑いがあれば、身体は思うように反応しません。確信を持てば、そのとおりになります。身体は本質的には深い部分の意識によって形作られています。正しく努力し、治癒を確信していれば、いつかかならず癒やされます。拝

返信する
まうす

ご返答ありがとうございました。
精神的に参ってたところでした。絶対に直して見せるという強い気持ちが大事なのですね。
遅粘型アレルギーも出ている為先は長いかも知れませんが、頑張ります。

返信する
葉山一郎

「絶対に治してみせる」もいいのですが、もっといいのは「絶対に治る」「今どんどん治っている」と強くイメージすることです。自分の身体――自然治癒力――自然の力を信じるということです。あと必要なのは、忍耐と根気、明るい気持ちです。よくなられること、心から祈っています。拝

返信する
るりり

回復までの試行錯誤から、大変参考になる情報本当にありがとうございます。素晴らしい内容で感激しています。

私は、化学物質過敏症、食物アレルギーあります。

葉山さんの情報に出会うまで、個人的に栄養のアプローチを続けてきました。

可能であればご意見伺いたいのですが

栄養的なアプローチをする中で、私もサプリを利用しています。それに加えて、情報を得るほどに必要数が増え(苦笑)飲みきれない、また胃がしんどい、ということがあります。

体調を見ながら、調整しながら続けていくしかないのですが、胃を弱らせない工夫を何かされていましたか?

特に最初は、早く治したい気持ちから鉄の意志力でサプリ生活を決行してしまったために、食欲が激減して食べれなくなったことがありました。

体調を見ながら、調整を続けていくしかないのですが、胃を弱らせない工夫は何かされていましたか?

サプリを完全に休んだり、食べてはいけないものを食べたりして、緩める日もありましたか?

また、水に関して、通常ミネラルウォーターを利用していますが、本当は浄水器をつけたいと考えています。

調べてみると、日本で蛇口に取り付けるタイプの浄水器にはろ材に銀が必ず利用されており、塩素などは除去しながら銀は多少溶け出してしまうようです。私は金属アレルギーもあるので調べるほどに決められずにいます。

栄養もそうですが、良いところと悪いところが背中合わせのようで。

葉山さんだったらどのように考えられ、判断されますか?

返信する
葉山一郎

いえいえ、とんでもありません。ただ自分のことを書いただけです。お役に立つ内容かどうかわかりません。

サプリは、胃を壊すほどたくさんは、あるいは長期間は飲んでいなかったので、工夫とかとくにしていません。いずれ人工的に合成された栄養素がほとんどです。使わなくてすむならそれに越したことがないとも思います。どんな栄養素も食べ物全体として摂るのが最良です。吸収率も変わると思います。

ちなみに胃が弱るのは、何か特定の成分の仕業かもしれません。実は昔、ヘム鉄を毎日飲んでいたら胃がおかしくなったことがあります。

控えているものを食べてしまうことはありました。でもあまりガチガチに自分を縛るのも、かえってよくないかもしれません。

浄水器の件は、検査で銀にアレルギーがあるとわかっているなら却下します。銀が漏出しないものが別にあるなら検討するかもしれません。井戸つきの田舎の家に引っ越すかもしれません。

なんにしろ、私が物事をどう考えて決めているかなんてお伝えしようがありませんし、知ったところで意味ないと思いますよ(笑)。ひとの思考の組み立て方を真似するなんてこと絶対できません。

みんな手持ちの脳と経験と知識を上手に使うほかありません。上手に使えるようになったら、心が静かになります。いろいろうまくいくようになります。

返信する
yoyo

初めまして。
遅延型アレルギー検査でビール酵母、カンジダが陽性、ほかにも小麦、乳、卵も陽性でした。

質問ですが、豆があまりよくないとのことですが、納豆や黒豆はどうでしょうか?納豆は発酵食品なのでしばらくやめています。黒豆は市販のを時々食べます。
ぬか漬けもやめたほうがいいでしょうか?

また、こちらのサイトで「乳酸菌革命」のサプリの紹介がありましたが、酵母エキスが入っています。ビール酵母アレルギーの人は、避けたほうがいいのでしょうか?
ほとんどすべての乳酸菌サプリには「乳」が入っていますが、こちらの商品はどうなのでしょうか?乳アレルギーも判明したので気になります。

よろしくお願いします。

返信する
葉山一郎

葉山です。こんにちは。

豆、時々ならOKでは。ただし市販の煮豆は砂糖と添加物たっぷりのものが多いので、ご用心。

ちなみに私は、黒豆は食べませんでしたが、納豆やぬか漬けは必要かつメリットのほうが大きいと考えてほぼ毎日食べていました。そのあたりは自分の身体の反応をよく観察して決める必要があると思います。食物アレルギーのある方の食事に関しては、それぞれ状況がまったく異なります。一概にどうとは言えません。

サプリに含まれるビール酵母や乳成分に関してですが、これもわたしの経験談ですが、含有量がごくわずかなので問題ない、というかなんら問題ありませんでした。しかしこれも前段の話と同様。服用して、なんだかおかしいぞ、となったらやめるが吉と思います。

※IgEアレルギーの場合は別。命にかかわる可能性もあります。

とりいそぎ、お返事まで。

返信する
yoyo

素早いお返事、ありがとうございます!

葉山さんは今は健康でいらっしゃいますが、以前カンジダを克服中の時は、サプリは何種類のまれていましたか?
私は4種類(DHA&EPA, ビタミンD,亜鉛、マルチビタミン(BやC))ですが、今読んでいる内山葉子さんの本に「ビタミン、ミネラルは、特に人工的につくられたもので、錠剤やサプリで過剰にとった分はカビの栄養源になってしまう」と書いてあり、気になっています。私はこれら4つにプラス乳酸菌も飲みたい気分になっているのですが…

サプリについてどう考えられるか、また教えていただければ幸いです。

返信する
葉山一郎

はっきり覚えてないのですが、多いときはビタミンミネラルも含めると10近くだったかと。消化機能が改善してきたと感じたころから意識的に減らしていき、最後はゼロでした。いまはサプリは使いません。当たり前ですが、栄養は食べ物から摂取するのが理想です。

内山葉子さんの本というとたぶん『おなかのカビが~』ですね。私も読みましたよ。たしかにそういうことはあるのかもしれませんが、それで言うとやはり、まずは日々の食事から糖質を減らすことのほうが重要だとも感じます。

乳酸菌は、最後まで飲んでいたサプリです。サプリに抵抗があるなら、カプセルの中身だけを人肌に温めた豆乳に入れて発酵させて自家製ヨーグルトをつくる、という手もあります。菌が増殖するから、お得感も出ます。笑

葉山

返信する
yoyo

そうです、「おなかのカビが病気の原因だった」です!

葉山さんが言われたように、まずは日々の食事から糖質を減らす、そのうえでサプリや食べる食材を選ぶ(これが難しいのですが)ということをやっていきたいと思います。

親身になって答えてくださってありがとうございました。
また何かあったら質問させてください❣

葉山一郎

いえいえ、どうかお大事に。早くよくなるといいですね。拝

橋本

今13日目です、一番最初の、カンジダを適切な数まで減らすというのは何日間で完了するんでしょうか。他のサイトではオレガノオイルの使用は10日ほどでいいと書かれているので、わからず迷っています。

返信する
葉山一郎

これは個人差がかなり大きい部分ですから、何ともいえません。

わたしの個人的な体験に照らせば、長年かけてバランスが崩壊した細菌叢が、10日やそこらで元に戻るとは考えにくい。それにカンジダが一時的に減っても、善玉菌が少ない、微生物バランスが悪い、多様性がない、あるいは堅固なバイオフィルムがあるという場合、ちょっとしたことがきっかけですぐ再繁殖します。腸粘膜の再建も大切です。そうでないと、いつまでたっても健康な腸内細菌叢は戻ってきません。

食生活全般の改善を含むさまざまな方策を同時並行的に取り組む必要があるのはそのためです。いうまでもなく長期戦です。これまでの人生において、まったくもってこんなに忍耐力を問われる経験はありませんでした。笑

返信する
高谷由美子

初めまして。こんにちは。

私は常に下痢を繰り返す過敏性腸症候群で
食事を工夫して試してきました(FODMAP)。学ぶ中でリーキーガット、シーボなどを知り、SBIにいいとされているハーブ系の海外サプリを試し始めています。以前より症状が改善されたように思います。しかしリーキーガット、シーボと医療機関で診断されたわけではないです。
これらはどちらで検査されましたか?
教えてください^^

返信する
葉山一郎

はじめまして。

検査はしておりませんよ。リーキーガットが引き起こす症状と自分の身体の状態がぴったり一致していたことと、症状が出始めたころの生活環境や食生活を振り返ってみて、リーキーガットを生じるに十分な要件がそろっていたことからそう判断しました。

現状ではおそらく、日本の医療機関で正確に診断できるところは存在しないのではないでしょうか。少なくとも私がリーキーガットの存在を知った時点では、ひとつもありませんでした。一部の医師がリーキーガットに目を向けだしたのもここ数年のことです。

効果的で汎用性のある治療法が早く確立されるといいのですが、なかなか難しいでしょうね。現代医学が不得手な、生活指導を中心とした根治療法が主となりますし、その中身も人によって異なりますので。

どうぞお大事になさってください。

返信する
まつ

初めまして。ブログを拝見しました。
とても分かりやすい内容でした。
現在、夫がカンジダダイエットダイエットを実践しております。
そこで、料理に下記調味料を使用しても問題ないかご教示頂きたいです。
⚫︎みりん、酢、酒
ほとんど米からできているため、夫は使うのを躊躇っています。
⚫︎豆乳、豆腐
納豆はメリットの方が大きいため、摂取しているとの事ですがその他の大豆製品についてはいかがでしょうか。

お忙しい中恐れ入りますが、お手隙の際にご確認頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。

返信する
葉山一郎

こんばんは。コメント拝読しました。

旦那さまにとって問題があるかないかは私にはわかりかねますが、糖質の含有量についてお話すると、お酢は発酵過程で糖質がほぼ分解されています。お酒はある程度残っていますが、料理に使うくらいなら私は許容範囲かと。反面、みりんは糖質を多く含みます。糖質を厳しく制限なさっている方は避ける傾向にあります。

豆腐や豆乳は過食しなければOKではないでしょうか。

いずれ食事制限はあまり厳格にやりすぎると長続きしません。肩の力を抜いてできる範囲で続けることがいちばんかと感じます。

どうぞお大事になさってください。

返信する
Dao

初めまして。

私は、小学生の頃から下痢、中学生では過敏性腸症候群に悩み、高校では抗生物質を多用しておりました。
大学でsiboや鬱状態になり、中退後実家を離れて、第一次産業に従事しました。
そこで、たくさん本を読んだり、ネットで調べ、今までの生活について考え改めるようになりました。
鬱状態に近い時は、グルテン、砂糖中毒、暴飲暴食に近い状態でした。
現在は、全くないのですが、後鼻漏、口の中がネバネバ、頑固な便秘が続いております。
現在の対策として、食事前の消化酵素、ハーブティー、乳酸菌を摂取しております。
このサイトに沿って日々過ごしていき、また報告させてください笑

返信する
Dao

お返事ありがとうございます!

質問なのですが、
糖質制限中の間食や運動の頻度などはどのようにされてましたか??

現在、間食はナッツと甘栗、干し芋で形成してるのですが、おすすめがあれば教えてください。

返信する
葉山一郎

運動は毎日、間食なし、というような感じだったかと。あと糖質制限中、ナッツは常食していましたが、甘栗や干し芋は食しませんでした(糖分が多いから)。いちばん厳しくやっていたころの話です。

返信する
Dao

カンジダには糖分はダメですもんね、、、
しっかりとよく噛んで、栄養を吸収できるように心がけます。

その上で、空腹時は青汁、野菜ジュース以外に何か摂られていませんでしたか??
空腹が増えると、低血糖が起こりそうな気がしますが。
何度も、質問すみません。

返信する
葉山一郎

空腹(低血糖)をそれほど心配なさるのは、身体を使うお仕事だからでしょうか。それなら飴玉やブドウ糖タブレットをポケットに入れておくとか、どうしてもお腹が減ったらおにぎりをかじるとかでいいのでは。毎日しっかり身体を動かしているなら、ある程度糖質をとってもOKだと思いますよ。それこそ干し芋や甘栗なんか理想的。登山者にはトレイルミックス(ナッツとドライフルーツを混ぜたもの)も人気です。

ちなみに徹底した糖質制限食を始めると、必要なエネルギーをブドウ糖でなくケトン体でまかなうよう、身体のエネルギー代謝のサイクルが切り替わるそうです。糖質でなく脂質からエネルギーを生み出すようになるわけです。私自身、1〜2か月後からこのサイクルチェンジを実感しました。糖質抜きで毎日5キロ走っても平気。登山やロッククライミングをやるツワモノもいます。しかし個人差は大きいです。ご自分の身体をいたわりながら適切なやり方を模索なさってみてください。

返信する
Dao

そうですね。
状況に合わせて、極力糖質の低い捕食をとっていこうと思います。
最終的には、脂質で賄えるようになればと思います!

何度も質問に答えていただきありがとうございました!

返信する

すみません、逆流性食道炎の原因を腸内細菌と疑ってカンジダダイエット始めてみました。

質問させていただきたいのですが

乳酸菌サプリメントは
記載のもの2つでローテーションしていたのですか?
それとも他にもおすすめのサプリありますか?

また摂取のタイミングは1日何回食前、食後などありますか?

また一ヶ月でこんな変化が
二ヶ月でこんな変化があった等あれば教えていただけないでしょうか?

質問多く申し訳ないですが
何卒よろしくお願いいたします。

返信する
葉山一郎

こんばんは。先日コメントくださったのは奥さまでしょうか。

サプリはローテーションしていましたが、千種万様の腸内細菌叢とは合う合わないがあります。他人のおすすめはアテにならないと思います。しいていえば、私のおすすめは自家製のぬか漬け。育てればサプリとは比較にならない多彩な菌種、数の乳酸菌が毎日食べられます。

飲むのは食後だったり空腹時だったりで、回数も気分に応じてまちまちだったかと。ともあれかなり前の話でして、こまかいことはもう覚えていません。あしからず、ご理解くださいませ。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です