小麦グルテンが引き起こす皮膚疾患

肌

小麦グルテンが引き起こす皮膚疾患には次のようなものがある。

いずれも、グルテンに対する免疫反応がセリアック病のように小腸にあらわれるのでなく、皮膚に出現したものと考えられている。

グルテンに関係する皮膚疾患

口内炎、口角炎

口内炎でもとくに、口のなかの粘膜が赤く腫れて痛む「舌炎」が、グルテンに関係しているといわれている。また、口の端にできたひび割れ、かさぶた、ただれなどの「口角炎」を引き起こすこともあるという。

皮膚筋炎

顔や胴体、四肢に左右対称に赤い腫れがあらわれる。むくみや筋力低下、痛みをともなう全身疾患だ。最悪の場合、内臓がんを合併することもあるという。膠原病の一種とされているが、原因はわかっていない。

疱疹状湿疹(ヘルペス)

小さな水疱が無数に寄り集まって、身体の広範にあらわれる。ひじ、ひざ、おしり、頭皮、背中などにできやすい。左右対称であることが多く、かゆみや灼熱感をともなう。高熱がでることもある。

白斑

皮膚の色素が白く抜ける皮膚病。痛みなどの自覚症状はないが、ほうっておくと定着してしまい、グルテンフリーを実践しても、もとに戻らない。

乾癬

うろこ状の発疹ができる慢性皮膚炎だ。とくに頭やひじ、ひざにできやすく、治りにくい。グルテンを完全に断てば、数か月で改善がみられるという。

結節性紅斑

赤い発疹が、すねに出現することが多い。前腕部にあらわれることもある。倦怠感や発熱、関節痛をともなうことが多い。女性に多く、再発を繰り返すのが特徴。脂肪の炎症が原因といわれ、治っても痕が残ってしまうそうだ。

ベーチェット病

口内炎や性器の潰瘍、眼の炎症、にきびのような赤い発疹などが代表的な症状で、日本人に非常に多い病気。20~50代に多く発症するという。関節炎や消化器症状、神経障害など、全身にさまざまな症状を引き起こすことで知られている。

脱毛症

グルテン摂取によって、頭髪やほかの部位の毛が抜けるケースもあるそうだ。なかには、頭のてっぺんからつま先まで1本残らず抜け落ちた、という人もいたという。グルテンによって、頭皮に炎症が起きることが原因だ。

グルテンが以上のような皮膚疾患を引き起こすケースはけっして多くはない。しかし、もし発症してしまった場合は、非常に治りにくいことが知られている。

治療には、グルテン摂取を厳しく制限することが不可欠だ。そうすれば、短ければ数日、ときには数か月かけて徐々によくなっていくという。いずれにしろ、小麦の摂取が原因であるなら、小麦を断てば治る、ということである。

なお、グルテンとアトピーや蕁麻疹、ぜん息との関係については、こちらにまとめている。あわせてお読みいただきたい。

 

 

2 COMMENTS

マツモト ユウコ

グルテンフリーにして1週間。
パニック障害や鬱病と言われてたけど
頭がスッキリ、食後の胃もたれや膨満感がおさまりました。
白砂糖もラカントに替えました。
醤油やドレッシングはそのままだけど、
キウイを食べてグルテンを分解してます。
一昨日から喉に異物感を感じます。
パン食だったのを急に止めたから一時的に
自律神経が乱れているのでしょうか?

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葉山

ごめんなさい、わたしにはマツモトさんの喉の異物感の正体がなんなのかわかりません。わたし自身、そういった症状かあらわれたこともありません。

ただ、ひょっとするとなにかほかの病気の兆候かもしれませんから、お早めに医師の診察を受けられたほうがいいのではないかとも思います。

どうぞ、お大事になさってくださいませ^^

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