関節炎、リウマチ、痛風も小麦と糖質の仕業        

 
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関節炎レントゲン関節炎というヤツは地味ながらやっかいだ。

身内が患っていたからよくわかる。歩くだけでも一苦労。一歩踏みだすたびに顔をゆがめ、ひどいときは寝床から起きあがることもできない。

ひとくちに関節炎といっても、慢性型と急性型、化膿性、リウマチ性、淋病性、結核性などさまざまだ。

このうち、慢性型の代表格は、慢性関節リウマチと変形性関節症、急性型なら痛風だろう。

代表的な関節炎

症状
慢性関節リウマチ

気候や体調によって、腫れや痛みの程度が変わる。全身そこかしこの小関節や中関節が熱を持って痛む。患者の血清中に自己抗体が見られることが多いことから、自己免疫疾患だと考えられている。思春期から閉経前の女性に多い。ニッポンには60万人程度の患者がいるといわれている。

変形性関節症

慢性関節リウマチに似ているものの、日によって痛む部位が変わるということはなく、同じ場所が常時腫れている。長年の酷使に耐えきれず、関節の軟骨がすり切れて骨が露出し、その縁から新しい骨が突出してくることで痛みと腫れを生じる。中年期以降(40歳以降)の発症が多い。多発部位はひざ。このほか、肩や腰、ひじ、股関節にも。

痛風

血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が長らくつづくと、急性関節炎を引き起こすことがある。これが痛風だ。プリン体の摂りすぎが原因とされる。代表的な症状は、足の親指のつけ根。この関節がある日、突如として強烈な痛みと腫れに襲われるのだ。痛風はこれまで、中年期以降の男性の病気だったが、昨今は女性患者が増えてきており、患者のコアゾーンも30代と低年齢化が進んでいる。食生活が影響していると考えられている。

こうした関節炎にまで小麦やそのほかの炭水化物が深く関与している。

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関節炎は、小麦と糖質が原因だった!?

そういわれてもすぐにはピンとこないが、ヤツらはこうやって裏で糸を引いているのだ。

慢性関節リウマチ

グルテン過敏症やセリアック病では、体内に忍び込んだグルテン抗体が関節リウマチ、全身エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎といった種々の自己免疫疾患を引き起こすことが知られている。

グルテンにアレルギーがなくても、血糖値を急上昇させる小麦などの炭水化物を摂取すると、内臓脂肪の蓄積が進み、症性性物質(インターロイキンやレプチン、腫瘍壊死因子)が全身に向かって放たれる。

すると、身体のあちこちが炎症反応に見舞われるのだ。内臓脂肪から出る炎症性物質には関節組織を犯し、軟骨の摩耗を進める作用があるとわかっている。このうちのレプチンには食欲を抑制したり代謝をよくしたりする作用がある一方、関節に潜り込んでダイレクトに組織を破壊することもわかっている。

小麦を含む炭水化物は、リウマチの葉症や症状悪化にも密接に関わっていたのだ。

変形性関節症

内臓脂肪が放出する炎症性物質は変形性関節症にも関与している。そこへ拍車をかけているのが、食後高血糖により生じる糖化反応だ。

糖化についてはこの記事「血糖値上昇とインスリン追加分泌は、病気の製造工場だ」で説明しているが、この反応によって、関節組織は不可逆な損傷を受け、やわらかさを失って、もろくなっていく。やがては曲げ伸ばしができなくなるくらいにまで変形してしまうのだ。

また、糖化反応が進行することで生まれるAGE(アクリルアミド、先の記事を参照)も、関節炎の発現および悪化にひと役買っている。

要するに、血糖値を急上昇させる炭水化物を毎日、大量に食べるのは変形性関節症のリスクを高める、ということだ。

痛風

痛風患者の6割が肥満である。小麦やそのほかの炭水化物は、肥満の最大の原因。それゆえに、痛風とは大いに関連性がある。

痛風予防にはアルカリ性食品を多く摂って、体内をアルカリ性に保つことが有効だといわれる。尿の酸化を防ぐことで、尿酸の生成を抑えられるからだ。

ところが、小麦は穀類で唯一の酸性食品。食べると、体内を酸性に傾かせ、尿酸の生成を加速させることになるのである。この点から、日ごろから小麦食品を大量に摂取している人は、小麦を断つことで、痛風の予防や改善効果が期待できると考えられている。

 おわりに……

いかがだっただろうか。今回は、小麦を含む炭水化物全般と関節炎との関わりについて書いた。

まだまだ未解明の分野であり、小麦や炭水化物を除去することで、関節炎が改善したり完治したといった報告もいまのところない(海外ではある)。

とはいえ、じつに興味深いテーマである。リウマチは、これまで有効な食事療法がないといわれ、薬物療法や理学療法、手術だけが頼りだった。変形性関節炎は、避けられない老化現象のひとつだと考えられてきた。ところが、糖質をやめるだけで改善、解消する可能性がでてきたのである。

これからの研究に期待を寄せたい。

photo credit: handarmdoc via photopin cc

グルテンフリー体調小麦糖質制限
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FOOD HACKの情報は、厚生労働省や医療機関の監修を受けておらず、病気の診断、治療、予防を目的とするものではない。すべては「食」の大切さを伝えるために発信しており、毎日の食生活ついて考えるきっかけになればという思いから公開している。妊娠中や治療中、投薬中の方は、まず医師に相談していただきたい。

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FOOD HACK

コメント

  1. はなぶさ より:

    グルテンフリーについていろいろと勉強させていただいています。

    私も軽い全身関節痛に悩まされていました。仕事や生活にはさほど影響は無かったのですが

    不眠になり鬱ぎみになりました。

    そんな時 にグルテンフリーを知り実践することに…

    3ヶ月程でほぼ治ってしまいました。

    他の部分も調子が良いです。

    グルテンフリー生活も3年目に入りました。認知度も理解も得られませんが

    これからも続けていこうと思っております。

    • 芥川ピストル より:

      とてもよくわかります。グルテンフリーと聞いても、「ああ、流行のダイエットでしょ」くらいが関の山で、「なにそれ?」がほとんど。パンもうどんもパスタもピザも食べない、なんていうと、目をまるくされる方がほとんどです。

      日本ではなかなかグルテンフリーの啓蒙が進みませんし、仕方ないですよね。

      まあ、気楽につづけていくほかないですよね。おたがい、がんばりましょう(笑)。

      コメント、ありがとうございました^^