グルテンは意外な物にも含まれていることが多い。ここでは、グルテンを含んでいる可能性のある食品や食品添加物をリストにまとめた。
このすべてがグルテンを含有するわけでない点に注意。また、なかにはグルテン含有量がきわめて低いか、含まれていても、人体への影響を懸念する必要がないレベルのものもある。
たとえば、スピリッツ類(蒸留酒)のいくつかは、小麦や大麦を発酵させてつくられている。といっても、蒸留の工程で、純粋にアルコールのみが抽出されるのだが、そこに微量のグルテンが含まれている可能性も否定はできない、という声もある。
米国食品医薬品局(FDA)は、スピリッツ類を「グルテンフリー食品」に認定している。かりにほんの微量のグルテンが残留していたとしても、無視していいレベルだからだ。が、ひょっとすると重度セリアック病の患者は避けたほうが無難かもしれない。
ともあれ、このリストには無視していいレベルの食品も含まれている。
- パン、ライ麦パン、黒パン
- 小麦粉、ライ麦粉
- パンケーキ、ホットケーキ
- ドーナツ、スコーン、マフィン、クッキー
- そのほか、焼き菓子やスナック菓子全般
- ケーキ類
- ピザ
- パスタ、スパゲティ
- スープ類
- コーンフレーク、シリアル
- シチューやカレー
- シチューやカレーの市販ルー
- ラーメン
- そば(十割そば除く)、うどん
- そば粉(つなぎに小麦を使用)
- フライの衣、てんぷらの衣
- ハンバーグ(つなぎにパン粉を使用)
- たこ焼き、明石焼き、お好み焼き
- あんまん、カレーまん、中華まんなど
- 餃子、焼売、ワンタン
- 各種ソース
- ドレッシング
- しょうゆ
- スパイス(固着防止剤としてグルテン使用)
- 加工食品や食肉加工食品(結着材に小麦を使用)
- ブルーチーズ
- 玄米シロップ(大麦麦芽酵素を使用)
- ビール、発泡酒
- スピリッツ類(麦焼酎、スコッチ、バーボン、ウォッカ)
- モルトビネガー
- モルトやモルト香料(大麦麦芽)
- デキストリン
- 着色料
- たんぱく加水分解物
- 分散剤(セルロース、クエン酸)
- 乳化剤
- 充填材
- ホメオパシー
- でんぷん(小麦由来)
- 植物油(小麦胚芽油)
- 植物油(グルテン添加剤を使用)
- 防腐剤
- 植物ガム(オート麦由来)
- 穀物酢(小麦を使用)
- サプリメント(カプセルの結着剤に使用)
- 化粧品(たんぱく加水分解物として小麦を使用)
小麦が、そんなに悪いとは、知りませんでした‼
今日から、デュラム小麦の、パスタをいっさいがっさい食べません!
ロックフェラー財団が、関係していたなんて、酷いんですね。巷の別なことで、そっち系統を、よく、聞かされているので。
はらぼうさん、コメントありがとうございます。
彼らも、悪気があって改良したわけではないようです。結果的にそうなったということのようですよ。
わたしも小麦はもう何年も口にしていません。健康体なら食べつづけていたと思いますし、多少食べてもさしたる影響はないのかもしれませんが、なにぶんからだを壊したもので。なにかの病気に罹患したり、不定愁訴に悩んでおられる方は、ひょっとするとグルテンが関わっているかもしれないから、小麦断ちしてみるのも一手ではないか、と考え、記事にまとめた次第です。
ちなみに「巷の別なこと」というのはなんなンでしょうか?
はじめまして。
グルテンを含む食材で質問なのですが、
・スパイスに固着防止剤は入っているものなのですか?
又スパイスとグルテンの関係性が調べても全然出てきません。
あとスパイスはカレー粉も含まれますか?
・乳化剤には本当にグルテンは入っているのですか?
グルテンフリーの商品の裏側の原材料を見ると乳化剤と書いてあるものがありまし た。グルテンフリーの商品に入っているということは乳化剤にはグルテンは入って いないのではないですか?
・分散剤(クエン酸)の意味が分かりません。
クエン酸にグルテンが含まれているということなのでしょうか?
この3点もう少し詳しく教えてください。
よろしくお願いします。
はじめまして。葉山です。コメント、ありがとうございました
このリストにある食品すべてにグルテンが入っている、ということではありませんよ。あくまで「グルテンを含む可能性のある食品リスト」です。個別商品については成分表をチェックすればOKです。アレルギー表示に小麦がなければ、基本的に大丈夫だと考えてさしつかえないかと。
カレー粉はスパイスです。
乳化剤の原料として代表的なものは、大豆、乳、卵など。小麦由来のものもあります。グルテンフリーの食品では当然、小麦由来の乳化剤は使いません。
分散剤もしかりです。クエン酸そのものはグルテンを含みません。が、分散剤という添加物は、小麦由来の成分を含んでいる可能性がある、ということです。
以上、参考になれば幸いです^^
本稿、興味深く読ませていただきました。
1点質問があります。
麩、角麩、ちくわぶはどうでしょうか。
これらは確かグルテンが主原料だったと思います。
実はわたくしこれらが大好物でして幼少期からかなり多量に食しています。
今のところ健康には自信があるほうですが、制限したほうが良いのでしょうか。
これらは健康に影響ないグルテンで作られているので上のリストには載せていないと回答いただければこれからも安心して食べられるのですが・・・・
ご回答よろしくお願いします。
残念ながら、お麩と角麩の主原料はグルテンです。ちくわぶは小麦ですから、やはりグルテンを含みます。が、おからだになんのトラブルもないなら、大好物まで完全にやめる必要もないのではないかと。むりに制限したりすると、ストレスがあだとなって、かえってからだにさわるかもしれません。
当ブログは基本、心身になんらかの不調や疾病を抱えておられる方に向けてつづっています。わたし自身、健康を害していなかったら、小麦食品をやめることなんてなかったと思いますし。なにしろ大好物でしたから(笑)
返信ありがとうございます。
私の乳糖不耐症で牛乳がぶ飲みができなくなったのと同じですね。
今のところ麩関連を食べて健康を害したことはないのでこれからも
好物を食べていこうと思います。
安心しました。ありがとうございました。
いえいえ、とんでもありません^^
パンが好きです。三食小麦粉の日もあります。生麩を戴くので食べてます。もち麸も牛丼やすき焼きに入れます。
鬱症状が時々出ますけど影響が有るのでしょうか?
これはなんともいえません。別の要因があるのかもしれない。確かめる方法としては、2週間ほど小麦をやめてみるというのがいちばん手っとり早いかと。