クレイ(粘土)とは何か? 種類と比較

火山

クレイとは、大地から掘りだされる鉱物の一種。いわゆる粘土である。

粘土は、太古の地球に降り積もった火山灰の堆積物が数百万年~2億年という気の遠くなるような時間を経てできたもの。地下で静かに眠っている岩盤のようなその塊を掘り起こし、乾燥させて細かく砕いたものを、われわれはクレイとして利用している。

化粧品や食品として販売されているクレイの多くはパウダー状であるが、使用するときはふたたび水を吸わせ、粘土状(ペースト状)にして用いる。

クレイは、さまざまなミネラルを豊富に含む。

採掘した土地の環境や粘土の年齢などによってミネラルの組成は異なり、それが白、黄、緑、赤、桃色など、カラフルなクレイを生みだしている。

ヒトの身体は、クレイを消化、吸収することはできない。しかしクレイを上手に用いることで、われわれの健康状態にさまざまな恩恵を与えてくれる。

それは科学で解明されつつある。

クレイ(粘土)の特徴

クレイの粒子は、μ(マイクロ)クラスの非常に小さなものだ。その表面はマイナスの電荷を帯びており、プラスに耐電した物質を強力に吸着する。

プラスの電荷を帯びた物質とは、重金属や農薬、クルマの排気ガス、農薬、食品添加物、放射性物質などだ。さらに人体が生成する老廃物や毒素もプラスに帯電している。

そう、クレイは使い方次第で、われわれにとって有害な物質の除去に役立つのである。

クレイ(粘土)の使い道

世界で生産されているクレイの主な用途は、工業用と建設用である。

  • 建築や土木用の資材
  • 自動車や産業機械用の鋳物成型砂

さらに、

  • 廃棄物処理場の有害物質対策
  • 放射性廃棄物の封じ込め
  • 田畑の土壌改良材
  • 水田の漏水防止剤
  • 陶器の原料
  • 猫砂
  • 医薬品の基剤

このようにさまざまな分野でクレイが使われており、最近ではスキンケア用品や健康食品としても注目されている。利用範囲はますます広がっている。

クレイ(粘土)の種類

クレイは分子構造によって、さまざまな鉱物に分類できる。

スキンケア業界でよく利用されているのは、この3種類を主成分とするクレイである。

  • カオリナイト
  • イライト
  • モンモリロナイト

違いは吸着力と吸収力の差である。

  • 吸着力:有害物質を吸着する力(イオン交換性能)
  • 吸収力:水分を吸って膨張し、ほかの物質を取り込む力

吸着力も吸収力も、カオリナイトがもっとも弱く、モンモリロナイトがもっとも強い。

一方、食べる粘土として、われわれ人類の先祖がよく消費してきたのは、

  • カオリナイト
  • ハロイサイト
  • モンモリロナイト

ハロイサイトはカオリナイトより高い吸着力と吸収力を持つが、モンモリロナイトには敵わない。胃腸の不快症状の軽減などには、モンモリロナイトがいちばん効果があると考えられている。

鉱物としての種類吸着力・吸収力補足
カオリナイトスキンケア、食用
イライト☆☆☆スキンケア
ハロイサイト☆☆☆☆食用
モンモリロナイト☆☆☆☆☆スキンケア、食用

なお、モンモリロナイトやカオリナイトというのは、鉱物学上の分類である。鉱床から採取されるクレイには、異なる種類の鉱物が複数含まれている。モンモリロナイト100%のクレイなどは存在しない。

以下はスキンケアや食用粘土として、一般によく利用されているクレイである。

一般名称主成分名称の由来
カオリンカオリナイト中国の高嶺(カオリン)で産出
グリーンクレイイライト見てくれが灰緑色
ホワイトクレイカオリナイト色が白い
フレンチクレイ緑:モンモリロナイト
黄・赤:イライト
白:カオリナイト
フランスで産出
ガス―ルスティーブンサイトアラビア語で「洗い清める」の意
ベントナイトモンモリロナイト米国のフォートベントンで産出

食用粘土としてのベントナイト

モンモリロナイトは、数あるクレイの中でもトップクラスの吸着力と吸収力を誇る。

とりわけクレイを飲用、服用する人びとにモンモリロナイトは人気が高く、食用グレードとして市販されているクレイを見渡しても、ほとんどがモンモリロナイトである。

そしてモンモリロナイトを主成分とするクレイの代表は、ベントナイト。というわけで、ここからはベントナイトについて解説していくことにしたい。

なぜか? 当サイトのメーンテーマは「食」だからである。

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