浄水器(蛇口直結型)/三菱ケミカル、クリンスイ モノ MD101、2900円前後

蛇口直結型浄水器

三菱ケミカルのクリンスイは、蛇口直結型(蛇口に浄水器本体を直接とりつけるタイプ)浄水器の定番商品。活性炭などの力で、有害物質から雑菌、赤さびまでを取り除いてくれる。

これがあるだけで、水道水特有の臭気がずいぶん減らせる。除去対象物質は以下の15種類。

遊離残留塩素、濁り(雑菌、固形鉛など)、総トリハロメタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、溶解性鉛、農薬(CAT)、2-MIB(カビ臭)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、鉄(微粒子状)、アルミニウム(中性)

カートリッジ1個(2300円前後)がろ過できる水の量は900リットル。単身者の場合の、浄水器の通水量を1日12リットル程度※註1とすると、2か月半くらい使用できる。

ただし家族がいる場合、据え置き型の浄水器がおすすめ。たとえば日本ガイシの浄水器は、水の使用量に関係なく1本のカートリッジを1年半使用可能。交換の手間が減らせるうえ、ランニングコストもずっと安くなる。

浄水器でろ過する水量が単純に家族の数だけ増えるとすれば、4人家族なら1年で3万円以上節約できる。浄水性能も据え置き型のほうが高い。

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実際の話、浄水器はどの程度、有害物質を取り除いてくれるのか。気になる人は、この表※註2を見てほしい。蛇口直結型と据え置き型では、浄化能力にこのくらいの開きがあるのだ。

除去対象物質JIS基準値蛇口直結型据え置き型
遊離残留塩素80%以上80%99%以上
総トリハロメタン80%以上80%97.8%
クロロホルム80%以上80%98.0%
ブロモジクロロメタン80%以上80%98%以上
ジブロモクロロメタン80%以上80%99%以上
ブロモホルム80%以上80%99%以上
テトラクロロエチレン80%以上80%97%以上
トリクロロエチレン80%以上80%98%以上
1,1,1-トリクロロエタン80%以上80%98.5%
2-MIB(カビ臭)80%以上80%95%以上
農薬(CAT)80%以上80%92%以上
溶解性鉛80%以上80%90%以上
濁りによる流量低下50%以下50%低下19%低下
測定条件
総ろ過水量
900ℓ当たり
7500ℓ使用後
測定条件が異なる点にも目を向けたい。蛇口直結型は、900ℓの水をろ過した際の除去率だが、据え置き型は7500ℓの水をろ過したあとの除去率。条件がずっと厳しいにもかかわらず、高い数値を叩きだしている。蛇口直結型の、900ℓろ過後の除去率も気になるところだ。

※註1)ひとり暮らしの水道使用量は1か月平均7m3。つまり7000ℓ。これを30で割ると233ℓ。1日当たり233ℓの水道水を使用している計算になる。ここからシャワー(15分全開で200ℓ)、トイレ4回分(小3回15ℓ、大1回6ℓ)を引くと、飲用や料理には1日12ℓ使用していることになる。あくまで目安だが、単身者ならカートリッジ1個で2か月半くらい使用可能だろう。
※註2)JISで定められた除去対象13物質に対し、三菱ケミカル MD101(蛇口直結型)と日本ガイシ C1(据え置き型)の除去性能を比較。

商品詳細

内容 本体、カートリッジ(MDC01S)1個付属
重量 260g
ろ材 中空糸膜(ポリエチレン)、イオン交換繊維、活性炭
製造元 三菱ケミカル
免責 製品情報や画像は最新のものを紹介するように努めているが、メーカーサイドの急な変更によって、更新が間に合わない場合もある。詳細はリンク先あるいはメーカーサイトをご確認いただきたい。当サイトの情報より、メーカーの情報、あるいは実際の商品にあるラベル、警告、使用方法を優先させてほしい。

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