果物(フルクトース)は果物や蜂蜜などに多く含まれている。ショ糖やラフィノース、イヌリンといった二糖や多糖も、成分中に果糖を含んでいる。
糖類中で甘味が一番強いのが特徴。ブドウ糖が肝臓で代謝される際も、果糖を経ることが知られている。
そのためだろうか、果糖を摂取しても、血糖にはほとんどならず、そのまま肝臓でブドウ糖より先に代謝されて、中性脂肪に変わるのだ。
ほかの糖類や糖質のように、血糖に大きな影響を与えない。なにしろ、果糖のGI値は20。シュガーレス甘味料のマルチトール(GI値26)より低い数値だ。
ただし、内臓脂肪を増やしやすい糖質であるから、糖質制限を実施している場合は注意すべきだろう。