プロバイオティクス(生きた微生物)に関する海外の研究では、次のような疾患の治療に役立つという有望な証拠が多数見つかっている。
- 湿疹
- アトピー
- 食物アレルギー
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- 肺や生殖器の感染症
研究によると、たとえばアレルギーやアトピーの子どもの腸内と皮膚の微生物の構成は、健康な子と比べると明らかに異なっているという。そこへ健康な菌を追加することが有効な治療法という考え方には十分すぎるほどの説得力がある。
こうした臨床的な証拠にもとづいて、アメリカ家庭医学アカデミーは、プロバイオティクスの、アトピーの乳児への使用について、「発生率を低下させる可能性があり、補完的治療に使用できる」という勧告を行なってもいる。
実際、最近は海外中心にアレルギー疾患の治療目的でのプロバイオティクスの服用が増加している(日本はそうでもない)。
患者は増加する一方にもかかわらず、いまだ根本的な解決策が見つかっていないからだ。患者自身も両親も従来の薬物治療に不満を抱き、代替治療に目を向けることが多くなっているのだ。
適切な量で服用することで、腸内の微生物のバランスがよくなる効果が見込める、生きた微生物(乳酸菌やビフィズス菌が代表的)のことだ。培養後に製品として加工されてからも生存可能かつ安定しているもので、胃産などに負けず腸内へ生きたまま到達できるものを指す。プロバイオティクスに対し、腸内細菌を育ててくれるものをプレバイオティクスと呼ぶ。代表的なのは、食物繊維やオリゴ糖である。
プロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌)の、各種アレルギー疾患に対する効果
プロバイオティクスを服用するメリットについては、いくつかのメタアナリシス(複数の研究の結果を統合し、統計的に分析すること)が手際よく説明している。
それによると、
- アレルギーの子どもは健康な子どもよりビフィズス菌が少なく、異なる腸内細菌叢を持つ。
- 乳酸菌の摂取は、本人に利するかたちで腸内細菌叢を改善することができる。
というようなことがわかっている。
ただし、摂取した乳酸菌が十分に役目を果たすためには、
- 菌のタイプ
- 菌数
- 摂取方法
- 患者の年齢
- 患者の食生活
など、複数の条件がピタッとハマる必要がある。
一人ひとりの状況に合わせて役に立ちそうな菌を選択し、用量と摂取のタイミングを決定していく必要があるわけだ。
そこで、わたしはさまざまな研究論文をこまかくチェックしていくことにした。プロバイオティクス――乳酸菌とビフィズス菌の種類による効果を調べるためである。
乳酸菌やビフィズス菌の種類による効果~アレルギー予防・抑制、免疫調整・抑制、腸内環境改善、腸粘膜保護、湿疹改善、ぜん息緩和
結果を一覧表にしたのがこれだ。
ビフィズス菌および乳酸菌の種類 | 効果 | 研究者(参考文献は文末参照) |
---|---|---|
ビフィズス菌(ビフィダム種)+ラクトバチルス・アシドフィルス菌 | 免疫反応の抑制 | Toriiら |
ビフィズス菌(ラクティス種+ビフィダム種)+ラクトバチルス・アシドフィルス菌 | アレルギー予防 | Kimら |
ビフィズス菌(ビフィダム種+インファンティス種)+ラクトバチルス・ラクティス菌 | 免疫反応の抑制 | Niersら |
ビフィズス菌(ビフィダム種+インファンティス種)+ラクトバチルス・サルバリウス菌 | 腸粘膜炎症抑制 | Hoarauら |
ビフィズス菌(ビフィダム種) | 免疫調節 | Hartら |
ビフィズス菌(ロンガム種) | 免疫反応の抑制 | 高橋ら |
ビフィズス菌 | 免疫寛容(抗体の抑制) | Sudoら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | 腸内細菌バランス改善 | Isolauriら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | 腸粘膜保護 | Malinら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | 腸の免疫向上 | Kailaら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | 免疫調節 | Borchersら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | 皮膚炎の改善、免疫調節 | Sistekら |
ラクトバチルス・ラムノサス菌 | 炎症抑制 | Braat ら |
ビフィズス菌(ラクティス種 Bb-12) | 免疫調節 | Gillら |
ラクトバチルス・プランタラム菌 | ハウスダスト(ダニ)へのアレルギー反応抑制 | Kruisselbrinkら |
ラクトバチルス・ロイテリ菌+ラクトバチルス・カゼイ菌 | 炎症抑制 | Smitsら |
ラクトバチルス・ロイテリ菌 | 喘息の緩和 | Forsytheら |
ラクトバチルス・ロイテリ菌 | 免疫調節 | Maassenら |
ビフィズス菌とアシドフィルス菌は過剰な免疫反応を抑えたり、アレルギーの予防に役立つことなどはわたしも知っていた。
今回の調査でわかったのは、ラクトバチルス属のラクティス菌、サルバリウス菌、カゼイ菌などにも同様の働きを期待できるということだる。ラムノサス菌も免疫調整や炎症の改善、腸粘膜の保護などに幅広く役立つ。
が、この段階ではどんな症状にどの菌が向くのかがまだよくわからない。
そこで今度は角度を変えて、疾患ごとに効果のある乳酸菌とビフィズス菌、あるいはその組み合わせを調べることにした。
湿疹、ぜん息、食物アレルギー、アトピー、花粉症、アレルギー性鼻炎に効果のある乳酸菌とビフィズス菌、その組み合わせ
またもや世界の論文をつぶさにチェックすることになった。途方もなく時間のかかる、まったくうんざりするような作業だった。
それをまとめたのがこれだ。
アレルギー疾患の種類 | ビフィズス菌および乳酸菌の種類 | 研究者(参考文献は文末参照) |
---|---|---|
IgE関連湿疹 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | Wickensら |
IgE関連アレルギー | ラクトバチルス+ビフィズス菌+プロピオン酸菌 | Kuitunen |
食物アレルギー | ビフィズス菌(ラクティス種)+ラクトバチルス・アシドフィルス菌 | Kimら |
食物アレルギー | ビフィズス菌またはラクトバチルス | Isolauriら |
牛乳アレルギー | ラクトバチルス・カゼイ菌+ラクトバチルス・ラクティス菌 Bb-12 | Holら |
牛乳アレルギー | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG)またはラクトバチルス・アシドフィルス菌 | Taylorら |
食物感作湿疹 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | Majamaaら |
食物アレルギーによるアナフィラキシー | ラクトバチルス・カゼイ菌(シロタ株) | 志田ら |
小児の食物感作アトピー | ラクトバチルス・ラムノサス菌+ビフィズス菌(ラクティス種) | Sistekら |
湿疹およびアトピー性感作 | ビフィズス菌(ロンガム種)+ラクトバチルス・ラムノサス菌 | Sohら |
アトピー性皮膚炎 | さまざまなビフィズス菌や乳酸菌 | Boyleら、Leeら |
アトピー性皮膚炎 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | Kalliomäkietら、Koppら、Viljanenら |
アトピー性皮膚炎 | ラクトバチルス・ラムノサス菌+ラクトバチルス・ロイテリ菌 | Rosenfeldtら |
花粉症 | ラクトコッカス・ラクティス菌+ラクトバチルス・プランタラム菌 | Repaら |
花粉症 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | Helinら |
アレルギー性鼻炎 | プロバイオティクス混合物 | Di Feliceら |
アレルギー性鼻炎 | ラクトバチルス・カゼイ菌 | Giovanniniら |
アレルギー性鼻炎 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG)+ラクトバチルス・ガセリ菌 | Moritaら |
アレルギー性鼻炎; JCP | ビフィズス菌(ロンガム種) | Xiaoら |
アレルギー性鼻炎; JCP | ラクトバチルス・カゼイ菌(シロタ株) | Tamuraら |
アレルギー性喘息 | ラクトバチルス・ラムノサス菌GG(LGG) | Blümeretら |
気道反応性(喘息) | ビフィズス菌(ラクティス種 Bb-12) | Feleszkoら |
アレルギー性気道炎症 | ラクトバチルス・ロイテリ菌 | Karimiら |
皮膚真皮症(Der p1)感作 | ラクトバチルス・プランタラム菌 | Kruisselbrinkら |
ラムノサス菌の活躍ぶりが目立つが、だからといって飛びつく必要はないだろう。ラムノサス菌の健康機能を調べる研究がこれだけ多いということは、そこに大人の事情があると考えるのが妥当だからだ。
研究には膨大なお金がかかる。研究者は資金力のある企業の支援を仰ぐ(企業の社員学者による研究も多い)。企業にしてみれば、自分たちのビジネスチャンスが拡大するような研究に資金を投下するのは当然の話なのだ。
いずれにしろ、この調査結果が教えてくれるのは、上表に登場するような種類の乳酸菌、ビフィズス菌にはたしかに健康効果があるということである。
ただし、乳酸菌やビフィズス菌とわれわれ一人ひとりの腸内細菌叢のあいだには相性がある。花粉症だからこれがいい、と一概には言えないため、自分にマッチする菌を探りあてる必要があるだろう。
プロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌)の健康効果を疑問視する研究もある
ここまではプロバイオティクスがさまざまなアレルギー疾患の改善に役立つという研究を紹介してきた。反対に、そういう説得力のある臨床的証拠は見つかっていないという報告もあることをつけくわえておきたい。
乳酸菌やビフィズス菌の予防的あるいは治療的効果に関しては多くの相反するデータがあり、アレルギー疾患との関連性に関する議論は現状、かなり混乱しているということである。
プロバイオティクスがアレルギー疾患を改善するかどうかはいまのところグレーゾーンだが、確実にわかっていることもある。
- ヒトの免疫システムを高める。
- ホルモン調節機能を改善する。
- 消化機能を改善する。
- 尿路感染の予防に役立つ。
- 母親が出生前に服用すれば、子どもの湿疹発生率が減少する。
乳酸菌が病気を治すという十分な証拠はないが、乳酸菌食品を食べたり、乳酸菌サプリメントを摂取することが有害である証拠もない。そして乳酸菌の摂取は、消化器官の健康や免疫強化に役立つなど、多くの実証ずみの利点もあるということだ。
プロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌)の摂取方法
乳酸菌やビフィズス菌には多くの種類があり、さまざまなかたちで摂取できる。
発酵食品(乳酸菌食品)
発酵食品は、生きた乳酸菌を豊富に含んでいる(ビフィズス菌は嫌気性であるため、発酵食品には棲息しない)。乳酸菌発酵によってつくられた次のような食品を利用すれば、食事の一環としてプロバイオティクスを手軽に摂取できる。
- ぬか漬け
- 味噌汁
- ザワークラウト
- キムチ
- テンペ
- 生チーズ
- 昆布茶
- リンゴ酢
- ヨーグルト
ぬか漬けや味噌汁は、わが国が世界に誇るすぐれた発酵食品だ。こうした伝統的な発酵食品に含まれる植物性乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌より酸や熱に強く、生きたまま腸まで届く。定着する確率も高い。そして強力に腸内環境を整えてくれる。
納豆もよい。乳酸菌ではないが、納豆菌には善玉菌を増やし、悪玉菌の出す有害物質を排泄する働きがある。
乳酸菌サプリメント
最近は乳酸菌やビフィズス菌のサプリメントもたくさん登場している。利点は、目当ての種類の乳酸菌、ビフィズス菌を選んで服用できる点だろう。
注意が必要なのは、品質である。
乳酸菌のサプリメントは栄養補助食品であり、純度や効力、安全性を保証するための品質管理基準が存在しない。製品によってかなり品質にばらつきがある。かなり低品質のものも存在する。
自分に合うものと出会うまで、しばらく試行錯誤することになるケースも少なくない。
わたしもほんとうにいろんな乳酸菌サプリを試してきた。いまや乳酸菌博士を自称するほどである(笑)。
乳酸菌サプリの菌数の目安
子どもの場合は1日50億個、大人の場合は1日100億個がひとつの目安になるだろう。
その根拠は、各プロバイオティクスとその健康効果との関連性を裏づける研究において、被験者は大抵その程度の量を摂取しているからである。
ちなみに食事療法の世界的権威であるナターシャ・キャンベル・マクブライド博士によると、プロバイオティクスの摂取量の目安は、
- 乳児は、1日12~20億個
- 1~2歳の幼児は、1日2~40億個
- 2~4歳の子どもは1日4~8億個
- 4~11歳の子どもは、1日8~12億個
- 12~16歳の子どもは1日に12~15億個。
- 成人は1日約150~200億個
とのこと。高用量が危険であるという証拠はない。
乳酸菌サプリの摂取期間
多くの研究では少なくとも12週間、長い場合は2年間継続的に摂取している。
最低でも3か月は摂取する必要がありそうだ。
乳酸菌サプリ利用上の注意点
乳酸菌食品に副作用はない。同様に乳酸菌サプリメントも基本的に安全だが、免疫力が極端に低下している場合、稀に副作用を生じることがあるようだ。たとえば慢性疾患のある高齢者や未熟児において、乳酸菌敗血症の症例報告がある。
もっともその感染源がサプリの乳酸菌だとは証明されていない。さらに2011年には、米ヘルスケアリサーチアンドクオリティー庁が出した乳酸菌の安全性についての報告で、乳酸菌摂取における有害な副作用のリスクはないと結論づけられている。
そうはいっても長期間の安全性に関するデータは不足している。摂取にあたっては次のようなことに留意しておくとより安全といえる。
- 空腹時の服用は避ける。
- 乳幼児と妊婦は自己判断で摂取しない(医師に相談する)。
まあ、健康食品である乳酸菌サプリにそれほど神経質になる必要はないだろう。それより乳酸菌サプリは身体が慣れるまでのあいだ、胃腸のトラブルを生じることがあることを知っておこう。よくあるのは、ガスによる膨満感、胸焼け、下痢。こうした症状は、服用量を減らすことでやわらげることができる。
まとめ
現在の研究成果に鑑みると、アレルギー疾患の改善を狙ってプロバイオティクスを選ぶ場合、次を念頭に置いておくとよいだろう。
- 湿疹:ラムノサス菌
- IgEアレルギー:ビフィズス菌
- 牛乳アレルギー:カゼイ菌、ラクティス菌、ラムノサス菌、アシドフィルス菌
- 食物アレルギー:ラクトバチルス系の乳酸菌、アシドフィルス菌、ビフィズス菌
- アトピー:複数の乳酸菌&ビフィズス菌ブレンド、ラムノサス菌、ビフィズス菌、ロイテリ菌
- ぜん息:ラムノサス菌、ビフィズス菌、ロイテリ菌
- 花粉症:ラクティス菌、ラムノサス菌、プランタラム菌
- アレルギー性鼻炎:カゼイ菌、ラムノサス菌、ガセリ菌、ビフィズス菌
- 腸粘膜保護:ラムノサス菌
- ハウスダストのアレルギー反応抑制:プランタラム菌
「Evolving concepts of pathogenesis in atopic dermatitis and other eczemas.」(J Invest Dermatol. 2009-2008)Hanifin JM.
「Staphylococcus aureus colonization in atopic dermatitis and its therapeutic implications.」(Br J Dermatol. 1998)Abeck D, Mempel M.
「Role of bacterial pathogens in atopic dermatitis. 」(Clin Rev Allergy Immunol. 2007)Lin YT, Wang CT, Chiang BL.
「Treatment of Staphylococcus aureus colonization in atopic dermatitis decreases disease severity.」(Pediatrics 2009)Huang JT, Abrams M, Tlougan B et al.
「Prolongation of life: Optimistic studies.」(New York: Putman’s Sons 1908)Metchnikoff EE.
「Oral Probiotics: An Introduction.」National Center for Complementary and Alternative Medicine.
「Probiotics for the prevention and treatment of antibiotic-associated diarrhea: A systematic review and meta-analysis.」(JAMA 2012)Hempel S, Newberry SJ, Maher AR et al.
「A meta-analysis of probiotic efficacy for gastrointestinal diseases.」(PLoS One. 2012)Ritchie ML, Romanuk TN.
「Multistrain probiotic preparation significantly reduces symptoms of irritable bowel syndrome in a double-blind placebo-controlled study.」(Int J Clin Exp Med. 2012)Cui S, Hu Y.
「Schoenfeld PS. The utility of probiotics in the treatment of irritable bowel syndrome: A systematic review.」(Am J Gastroenterol. 2009)Brenner DM, Moeller MJ, Chey WD,
「Probiotics.」American Academy of Family Physicians.
「Why patients use alternative medicine: Results of a national study.」(JAMA. 1998)Astin JA.
「From atopic dermatitis to asthma: The atopic march.」(Ann Allergy Asthma Immunol. 2010)Spergel JM.
「Probiotics in primary prevention of atopic disease: A randomised placebo-controlled trial.」(Lancet. 2001) Kalliomaki M, Salminen S, Arvilommi H et al.
「Randomized, double-blind, placebo-controlled trial of probiotics for primary prevention: No clinical effects of Lactobacillus GG supplementation.」(Pediatrics. 2008)Kopp MV, Hennemuth I, Heinzmann A et al.
「The effects of selected probiotic strains on the development of eczema (the PandA study).」(Allergy. 2009)Niers L, Martin R, Rijkers G, Sengers F, Timmerman H, van Uden N, Smidt H, Kimpen J, Hoekstra M.
「Probiotics supplementation during pregnancy or infancy for the prevention of atopic dermatitis: A meta-analysis.」(Epidemiology. 2012)Pelucchi C, Chatenoud L, Turati F et al.
「Impact of maternal supplementation with probiotics during pregnancy on atopic eczema in childhood–a meta-analysis.」(Br J Nutr. 2012)Doege K, Grajecki D, Zyriax BC et al.
「Maternal probiotic supplementation during pregnancy and breast-feeding reduces the risk of eczema in the infant.」(J Allergy Clin Immunol. 2012)Rautava S, Kainonen E, Salminen S et al.
「Probiotics for treating eczema. Cochrane Database Syst Rev.」(2008)Boyle RJ, Bath-Hextall FJ, Leonardi-Bee J et al.
「Probiotics and prebiotics in atopic dermatitis: Review of the theoretical background and clinical evidence.」(Allergy Immunol. 2010)Van der Aa LB, Heymans HS, van Aalderen WM et al.
「Probiotic use in clinical practice: What are the risks? 」(Am J Clin Nutr. 2006)Boyle RJ, Robins-Browne RM, Tang ML
「The requirement of intestinal bacterial flora for the development of an IgE production system fully susceptible to oral tolerance induction.」(J Immunol. 1997)Sudo N, Sawamura S, Tanaka K, Aiba Y, Kubo C, Koga Y.
「Studies on Lactobacillus GG in food hypersensitivity disorders. Nutr Today Suppl.」(1996)Isolauri E.
「Dietary therapy with Lactobacillus GG, bovine colostrum or bovine immune colostrum in patients with juvenile chronic arthritis: evaluation of effect on gut defense mechanisms.」(Inflammopharmacology. 1997)Malin MV, Korhonen H, Syvaoja EL, et al.
「Enhancement of the circulating antibody secreting cell response in human diarrhea by a human Lactobacillus strain.」(Pediatr Res. 1992)Kaila M, Isolauri E, Soppi E, Virtanen E, Laine S, Arvilommi H.
「Effect of oral probiotics (Bifidobacterium lactis AD 011 and Lactobacillus acidophilus AD 031) administration on ovalbumin-induced food allergy mouse model.」(J Microbiol Biotechnol. 2008)Kim JY, Choi YO, Ji GE.
「Lactobacillus acidophilus strain L-92 regulates the production of Th1 cytokine as well as Th2 cytokines.」(Allergol Int. 2007)Torii A, Torii S, Fujiwara S, Tanaka H, Inagaki N, Nagai H.
「Strain-dependent induction of cytokine profiles in the gut by orally administered Lactobacillus strains.」(Vaccine. 2000)Maassen CB, van Holten-Neelen C, Balk F, et al.
「Immunostimulatory oligodeoxynucleotide from Bifidobacterium longum suppresses Th2 immune responses in a murine model.」(Clin Exp Immunol. 2006)Takahashi N, Kitazawa H, Iwabuchi N, et al.
「Is the effect of probiotics on atopic dermatitis confined to food sensitized children?」(Clin Exp Allergy. 2006)Sistek D, Kelly R, Wickens K, Stanley T, Fitzharris P, Crane J.
「Havenith CE, Thole JE, Janssen R. Recombinant Lactobacillus plantarum inhibits house dust mite-specific T-cell responses.」(Clin Exp Immunol. 2001)Kruisselbrink A, Heijne Den Bak-Glashouwer MJ,
「Selective probiotic bacteria induce IL-10-producing regulatory T cells in vitro by modulating dendritic cell function through dendritic cell-specific intercellular adhesion molecule 3-grabbing nonintegrin.」(J Allergy Clin Immunol. 2005)Smits HH, Engering A, van der Kleij D, et al.
「Lactobacilli activate human dendritic cells that skew T cells toward T helper 1 polarization.」(Proc Natl Acad Sci USA. 2005)Mohamadzadeh M, Olson S, Kalina WV, et al.
「Probiotics, immunomodulation, and health benefits.」(Adv Exp Med Biol. 2008)Gill H, Prasad J.
「Probiotics and immunity. J 」(Gastroenterol. 2009)Borchers AT, Selmi C, Meyers FJ, Keen CL, Gershwin ME.
「Selection of probiotic bacteria for prevention of allergic diseases: immunomodulation of neonatal dendritic cells.」(Clin Exp Immunol. 2007)Niers LE, Hoekstra MO, Timmerman HM, et al.
「Lactobacillus rhamnosus induces peripheral hyporesponsiveness in stimulated CD4+ T cells via modulation of dendritic cell function.」(Am J Clin Nutr. 2004)Braat H, van den Brande J, van Tol E, Hommes D, Peppelenbosch M, van Deventer S.
「Supernatant of Bifidobacterium breve induces dendritic cell maturation, activation, and survival through a Toll-like receptor 2 pathway.」(J Allergy Clin Immunol. 2006)Hoarau C, Lagaraine C, Martin L, Velge-Roussel F, Lebranchu Y.
「Oral treatment with live Lactobacillus reuteri inhibits the allergic airway response in mice.」(Am J Respir Crit Care Med. 2007)Forsythe P, Inman MD, Bienenstock J.
「Probiotics in primary prevention of atopic disease: a randomised placebo-controlled trial.」(Lancet. 2001)Kalliomaki M, Salminen S, Arvilommi H, Kero P, Koskinen P,
「Randomized, double-blind, placebo-controlled trial of probiotics for primary prevention: no clinical effects of Lactobacillus GG supplementation.」(Pediatrics. 2008)Kopp MV, Hennemuth I, Heinzmann A, Urbanek R. Randomized,
「A differential effect of 2 probiotics in the prevention of eczema and atopy: a double-blind, randomized, placebo-controlled trial.」(J Allergy Clin Immunol. 2008)Wickens K, Black PN, Stanley TV, et al.
「Induction of inflammation as a possible mechanism of probiotic effect in atopic eczema?dermatitis syndrome.」(J Allergy Clin Immunol. 2005)Viljanen M, Pohjavuori E, Haahtela T, et al.
「Probiotics in the treatment of atopic eczema/dermatitis syndrome in infants: a double-blind placebo-controlled trial.」(Allergy. 2005)Viljanen M, Savilahti E, Haahtela T, et al.
「Effect of probiotic Lactobacillus strains in children with atopic dermatitis.」(J Allergy Clin Immunol. 2003)Rosenfeldt V, Benfeldt E, Nielsen SD, et al.
「Probiotics prevent IgE-associated allergy until age 5 years in cesarean-delivered children but not in the total cohort.」(J Allergy Clin Immunol. 2009)Kuitunen M, Kukkonen K, Juntunen-Backman K, et al.
「Probiotics for the treatment of eczema: a systematic review. 」(Clin Exp Allergy. 2009)Boyle RJ, Bath-Hextall FJ, Leonardi-Bee J, Murrell DF, Tang ML.
「Meta-analysis of clinical trials of probiotics for prevention and treatment of pediatric atopic dermatitis.」(J Allergy Clin Immunol. 2008)Lee J, Seto D, Bielory L.
「Probiotic supplementation in the first 6 months of life in at risk Asian infants ? effects on eczema and atopic sensitization at the age of 1 year.」(Clin Exp Allergy. 2009)Soh SE, Aw M, Gerez I, et al.
「Role of probiotics in food hypersensitivity.」( Curr Opin Allergy Clin Immunol. 2002)Isolauri E, Rautava S, Kalliomaki M, Kirjavainen P, Salminen S.
「A novel approach in the management of food allergy.」( J Allergy Clin Immunol. 1997)Majamaa H, Isolauri E. Probiotics.
「Lactobacillus casei strain Shirota suppresses serum immunoglobulin E and immunoglobulin G1 responses and systemic anaphylaxis in a food allergy model.」(Clin Exp Allergy. 2002)Shida K, Takahashi R, Iwadate E, et al.
「The acquisition of tolerance toward cow’s milk through probiotic supplementation: a randomized, controlled trial.」(J Allergy Clin Immunol. 2008)Hol J, van Leer EH, Elink Schuurman BE, et al.
「Probiotic supplementation for the first 6 months of life fails to reduce the risk of atopic dermatitis and increases the risk of allergen sensitization in high-risk children: a randomized controlled trial.」(J Allergy Clin Immunol. 2007)Taylor A, Dunstan J, Prescott S.
「Use of probiotic bacteria for prevention and therapy of allergic diseases: studies in mouse model of allergic sensitization.」(J Clin Gastroenterol. 2008)Di Felice G, Barletta B, Butteroni C, et al.
「A randomized prospective double blind controlled trial on effects of long-term consumption of fermented milk containing Lactobacillus casei in pre-school children with allergic asthma and/or rhinitis.」(Pediatr Res. 2007)Giovannini M, Agostoni C, Riva E, et al.
「Preliminary human study for possible alteration of serum immunoglobulin E production in perennial allergic rhinitis with fermented milk prepared with Lactobacillus gasseri TMC0356.」(Microbiol Immunol. 2006)Morita H, He F, Kawase M, et al.
「Probiotics in the treatment of Japanese cedar pollinosis: a double-blind placebo-controlled trial. 」(Clin Exp Allergy. 2006)Xiao JZ, Kondo S, Yanagisawa N, et al.
「Effects of probiotics on allergic rhinitis induced by Japanese cedar pollen: randomized double-blind, placebo-controlled clinical trial.」( Int Arch Allergy Immunol. 2007)Tamura M, Shikina T, Morihana T, et al.
「Recombinant Lactobacillus plantarum inhibits house dust mite-specific T-cell responses.」( Clin Exp Immunol. 2001)Kruisselbrink A, Heijne Den Bak-Glashouwer MJ, Havenith CE, Thole JE, Janssen R.
「Probiotic-induced suppression of allergic sensitization and airway inflammation is associated with an increase of T regulatory-dependent mechanisms in a murine model of asthma.」(Clin Exp Allergy. 2007)Feleszko W, Jaworska J, Rha RD, et al.
「Perinatal maternal application of Lactobacillus rhamnosus GG suppresses allergic airway inflammation in mouse offspring.」(Clin Exp Allergy. 2007)Blumer N, Sel S, Virna S, et al.
「Mucosal co-application of lactic acid bacteria and allergen induces counter-regulatory immune responses in a murine model of birch pollen allergy.」(Vaccine. 2003)Repa A, Grangette C, Daniel C, et al.
「Lactobacillus reuteri-induced regulatory T cells protect against an allergic airway response in mice. 」(Am J Respir Crit Care Med. 2009)Karimi K, Inman MD, Bienenstock J, Forsythe P.
「No effect of oral treatment with an intestinal bacterial strain, Lactobacillus rhamnosus (ATCC 53103), on birch-pollen allergy: a placebo-controlled double-blind study.」(Allergy. 2002)Helin T, Haahtela S, Haahtela T.
「A protective effect of Lactobacillus rhamnosus HN001 against eczema in the first 2 years of life persists to age 4 years.」(Clin Exp Allergy. 2012)
「Early supplementation with Lactobacillus rhamnosus HN001 reduces eczema prevalence to 6 years: does it also reduce atopic sensitization?」(Clin Exp Allergy. 2013)
「A randomized trial of Lactobacillus plantarum CJLP133 for the treatment of atopic dermatitis.」(Pediatr Allergy Immunol. 2012)
「Children with atopic dermatitis show clinical improvement after Lactobacillus exposure.」(Clin Exp Allergy. 2015)
「Early-Life Events, Including Mode of Delivery and Type of Feeding, Siblings and Gender, Shape the Developing Gut Microbiota.」(PLoS One. 2016 )
American Academy of Family Physicians. 「Probiotics」