糖質コントロール、うちの家族にもできる?

食卓の上に、肉・魚・卵・野菜・豆腐などのおかずが豊かに並んでいる

「糖質を控えたほうがいいのはわかった。でも、うちの家族に実践できるの?」

ここまで読んでくれたあなたは、きっとそう思っているはずです。

答えはYESです。しかも、思っているよりずっとハードルは低い。「完全にやめる」必要はありません。家族の食事から糖質を「上手にコントロールする」だけでいい。この記事では、その具体的なやり方をお伝えします。

まず知っておきたい「食べていいもの」「控えるもの」

糖質コントロールのルールはシンプルです。複雑なカロリー計算は不要。「これは糖質が多い」「これは少ない」を大まかに把握するだけでOKです。

控えたいもの

  • 主食類——白米、パン、麺類(ラーメン、うどん、そば、パスタ)
  • 芋類——じゃがいも、さつまいも、里芋
  • 甘い飲み物——ジュース、スポーツドリンク、缶コーヒー(加糖)
  • お菓子・甘いもの——ケーキ、クッキー、アイス、チョコレート
  • 果物(食べすぎに注意)——バナナ、ぶどう、マンゴーなど糖度の高いもの

積極的に食べたいもの

  • たんぱく質——肉、魚、卵、豆腐、納豆。糖質がほとんどなく、血糖値に影響しない
  • 野菜——葉物野菜、ブロッコリー、きのこ、海藻。食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにする
  • 良質な油脂——オリーブオイル、バター、ナッツ類
  • 発酵食品——味噌、納豆、ぬか漬け、ヨーグルト。腸内環境を整える

肉も魚も卵も、好きなだけ食べていい。カロリー制限と違って、お腹が空いてつらいということがないのが、糖質コントロールの大きな魅力です。

はやま

わたしが糖質制限を実践していたころ、アルコールはOKだったのがありがたかったです(笑)。以前、食事量を厳しく制限していたときは一滴も飲めなくてそれがストレスでした。糖質制限は蒸留酒(ウォッカ、焼酎、ウイスキーなど)ならほぼ糖質ゼロ。糖質の多いビールや日本酒、甘いカクテルは控える必要がありますが、それでもずいぶん気持ちが楽でした。

家族のペースに合わせた「3つのレベル」

糖質コントロールには段階があります。いきなり全部やろうとする必要はありません。家族の状況や目的に合わせて、無理なく始められるレベルから。

レベル1「まずここから」——夕食だけ変える

朝食と昼食はそのまま、夕食だけ糖質を減らす方法です。ご飯の量を半分にして、おかずを増やす。それだけで十分なスタートです。

健康維持や予防目的なら、まずここから始めましょう。「なんとなく体が軽くなった気がする」という変化をじわじわ感じられるはずです。

レベル2「もう少し本気で」——朝と夜を変える

朝食と夕食を糖質少なめにして、昼食はある程度自由にする方法です。外食や仕事の都合で昼は難しいという方に向いています。メタボ改善や体重が気になってきた方にはこのレベルがおすすめです。

レベル3「しっかりやりたい」——3食とも意識する

3食すべてで糖質を意識する方法です。糖尿病予備軍や、体に明らかな不調を感じている方向けです。ただし、治療中の方は必ず担当医に相談してから始めてください。

どのレベルでも、「完全にゼロにしなければ」とは思わないでください。8割できれば十分です。

続けるためのコツ

食べる順番を変えるだけでも効果がある

同じものを食べるなら、順番を変えるだけで血糖値の上がり方がずいぶん違います。野菜・たんぱく質を先に食べて、ご飯やパンは最後に。これだけで食後の血糖値スパイクをかなり抑えられます。

ラベルを読む習慣をつける

買い物のとき、食品のラベルを裏返して「炭水化物」または「糖質」の数字を確認する。慣れると30秒もかかりません。「低糖質」「糖質オフ」と書いてあっても、数字で確認するのが大切です。

白米を完全にやめなくていい

白米は日本人の主食であり、文化でもあります。「一切食べてはいけない」と思うと続きません。それより、量を半分にして大麦を混ぜる、おかずをたっぷり食べてからご飯に手をつける。そういった工夫で十分です。

外食は「選ぶ」だけでいい

外食は難しいと思いがちですが、選択肢を変えるだけです。ラーメンよりサラダチキンとスープ、定食なら白米を半分残す、居酒屋では枝豆・刺身・焼き鳥を中心に。完璧にできなくていい。7割できればOKという気持ちで。

「やりすぎ」には注意

最後に、大切なことをひとつ。

糖質コントロールを厳格にやりすぎると、心が消耗します。外食が楽しくなくなる、家族や友人との食事でひとりだけ気をつかう、「あれも食べちゃいけない」「これも控えなきゃ」という強迫感に追われる。これでは本末転倒です。

食事は本来、楽しいものです。「毒だ」と思いながら食べると、それ自体がストレスになって体によくない。おいしいと思いながら、感謝して食べることのほうが、ずっと大切です。

「上手な付き合い方」——それがこのシリーズ全体を通じてお伝えしたかったことです。少し意識するだけで、体は少しずつ応えてくれます。焦らず、楽しみながら、今日の食卓から始めてみてください。

はやま

糖質コントロールで迷ったとき、食品ごとの糖質量を確認したいとき——このサイトの食品一覧表が役に立ちます。GI値やGL値も合わせて確認できるので、ぜひ活用してください。

 

さまざまな食材 食品別・糖質量まるわかりガイド 家族の食卓 パパが倒れる前に、こっそりできること 人体図 糖質って、どうして体に悪いの?

済生会「血糖値スパイクを予防しよう」
https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/blood_sugar_spike/

日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン」
https://www.jds.or.jp/modules/publication/

 

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